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名もなき(2023年7月17日の日記)

でっけぇ棚を買った。

でっけぇ棚を買ったので、これまで地べたに置かれていたものたちが定位置を得た。引っ越して1年と数ヶ月が経ってやっと引越しが終わったまである。

インテリア用品店に行ったら、コーディネートカタログみたいなものが配られていた。どのページも魅力的だが、「収納もたっぷり♡とか言いつつ、この部屋の写真のここに置かれてるカゴ、空っぽじゃろがい!」みたいなことを思う。

なんていうか……オタクの「捨てるほどじゃないが、飾るほどでもない、引越しをするときの勢いぐらいがあれば処分してもいいぐらいには使わないが、今すぐ捨てるには惜しいこまごまとした品」みたいなものってありません?

例えば「好きなソシャゲがコンビニとコラボしているときに、お菓子を買ったらもらえたキーホルダー」とか。「コラボカフェでもらえた缶バッジ」とか。「映画の来場特典でもらえたチケットホルダー」とか。それがすごく欲しいと熱望したわけでもないけど、もらえるならもらうぐらいの距離感。活かしにくいけど、捨てにくい。そういうものが負債となってなんとなく部屋の隅をどんよりさせている。

そういうものが、このカタログのお部屋にはないのだろうなァ、と思う。どれも必要なものたちで、それが美しく使いやすく配備されている。ディスプレイするでもなく、捨てるでもなく、分類もよくわからず居場所が定まらないこまごまとした雑貨の類なんてないのだ。じゃあどうしたらいいんでしょうねぇ、我々は(主語がでっかいなぁ)。

今日はここまで。ありがとうございました!!

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