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隣のクリスマス飯

クリスマスイブだってよ。

全然それっぽさがない過ごし方をしました。せめてと思ってアイスを食べたよ。せめてってなんだろうね。何がせめてなんだろう。

そういえば、クリスマスらしいごはんというのにはけっこう個人差がある。個人差というよりは家庭差かもしれない。

うちの実家では、たいていミートローフを作っていた。翌日も食べる。一人暮らしになってからも自分で作った年もある。そのため例えばフライドチキンとかにはそこまでなじみがない。あとはフランスパンを焼いたりもした。他にはミネストローネとか。なんとなく毎年の定番メニューがあった。

小学生のころ、友人に「クリスマスはスパゲッティが食べられる!」と言っていた子がいたとき、私はちょっと驚いた。クリスマスにスパゲッティを食べるだけでなく、家でスパゲッティを食べることを特別なことだと語ることにもびっくりしたのだ。

田舎ということもあり、まだまだ3世代で暮らしている同級生も多かった。そのため、家で洋食らしい洋食が出てくるのがクリスマスだけだという家もあるのだ。そして洋食といえばスパゲッティ、という家だってもちろんある。

でも、それ以来あんまり人んちのクリスマス飯って擦り合わせたことってないな……と思う。案外、みんな全然違うのかもしれない。そもそも七面鳥でもあるまいし、みんななんとなくこんな感じがクリスマスっぽいかな~という雰囲気だけで食べているのだと思うとだいぶ面白い。我々は……雰囲気でクリスマスをやっている……


今日はここまで。ありがとうございました。

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