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お茶の間ゆめにっき(2023年2月22日の日記)
珍しく今日見た夢を覚えていたから、聞いてもらっていい?
それはだいたい「ソーイング・ビー」だった。
いろんな国から来たんだろうなという人たちがひとつの部屋に集まっていて、テーブルの上にはたくさんの布やらミシンやらアイロンやらが並んでいた。私はそこに加わっているのか、私の目がカメラとしてそこに浮かんでいるのか曖昧で、ただそんな部屋と人々を眺めていた。どうやら、これからチームごとに何かを作って競うらしい。
フランクな感じの司会が、1人ずつ自己紹介を求めている。みんなどう見ても外国人なんだけど、吹き替えみたいな声で、日本語で自分の名前や普段の仕事、家族構成なんかをしゃべっていく。
しかし、1人の男性、おじさんが何か、こう、ちょっと変わった経歴みたいなことを喋った瞬間、「ジャーーーーン!ジャン!ジャーン!」って感じの効果音が鳴り、視界にテロップが現れた。黒背景に鮮やかな黄色と赤のゴシック体。
「月曜から夜ふかし」の街録のていになっていた。
何がなんだかわからないのだが、急に世界観がソーイング・ビーから月曜から夜ふかしになったのだ。
しかし、そんなことは夢の中なのでどうでもいい。おもしろ経歴おじさんが絶妙におもしろい感じのことを言い、私は笑った。世界がスライドしたのだ。
我々は部屋から外へ出た。服を作らないのかとかそういうことは何も気にならなかった。外ではなぜか花火が上がっていて、みんなそれに見入って歓声を上げた。
すると、突如そこに、酔っ払ったチンピラのような男が現れ、我々に何かを話しかけた。なんだかよくわからず、絶妙におもしろい感じの沈黙が流れた。その瞬間、視界がフリーズし、千鳥のノブの声が響く。
「ちょっと待てぃ!!!」
世界は「相席食堂」になっていたのだ。
「相席食堂だ!!」と思いながら起きた。
わけがわからない。
しかし、起きてから考えると、かなりおもしろいことがわかる。全部、言わば「ドキュメンタリー」である。台本がないという意味で。しかし、テロップや効果音や茶化し方でこんなにもテイストは違う。
たまーに、「あの番組だったらここはハイライトだな……」みたいに思うできごとってあったりするけど、テレビやってる人たちはこういうのが起きるのを探し、待ちながら、なおかつ新しいおもしろ演出を考えているんだからすごいもんですね。実際に見たらそう思いました。
……いや、どんなテレビっ子の夢?
今日はここまで。ありがとうございました。
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