【雑記】高校生・大学生でプロクラブのコーチになりたいんですがどうすればよいですか??

※この記事は「J」や「F」のトップカテゴリーで仕事をしたい10代むけの記事です。育成年代志望の場合この限りではありません。

最近質問があったので、自分の現在の結論を述べたいと思います。

大変ありがたいことに私は大学生にして一応トップカテゴリーのチームのコーチをさせてもらっています。しかし4年前の私が「JorFでプロのコーチになりたい!」と思っていたかと聞かれたら答えはNoです。
わたしはプロのコーチになることを早々に諦め、部活の顧問をやりたい!と思っていました。社会科を教えたい!という思いもありましたからピッタリな職業だなーと思っていたわけです笑

そんな私もさきほど述べた通り、なぜかFリーグでコーチをしているわけです笑、私の場合は9割の運と1割の努力でこうなりましたが、世間には高校生(あるいは大学の割と早い段階)にしてプロのコーチをしたい!!という人がそれなりにいるということを知ったので、そんな方たちのためになにか力になれることはないか?ということで経験則に基づいて(ここ大事!)書いていきます。

さて、前置きが長くなりましたが…

最初に結論をいいます。

ズバリ、プロのコーチになりたいなら

筑波大学に行け。

これが一番最初の選択肢です。何をどう考えてもJで働きたいなら絶対に筑波にいくのがよいです。

人脈と見てもらえる確率が圧倒的に違います。周りの話を聞く限り人脈に圧倒的な差を感じます。小井土監督の下でサッカーや指導者たるやというものを学び、サッカー部などで実務を学ぶ、そして人脈もすごい。

Jコーチに本気でなりたいなら、まず筑波に行くのが良いと思います。(もちろん行ったからってなれる訳では無いけど、他の選択肢より確率は上がると思います)

もし、もう違う大学に入っちゃったよ!!という方に次点でオススメなパターンとしては

大学の競技系サークルで指導➕アナリストとしてどこかのクラブにインターンをお願いする

です。理由は以下の通り

理由
①アナリストの需要はいまのところある
②学生であれば無給で働いていても耐えられる可能性が高い(=クラブ側も使いやすい)
③トップレベルの監督の振る舞いを見て学べる
④学んだことを自チームでアウトプットする(しかし日程的余裕が部活よりある)

アナリストというのがミソです。スカウティングというのは大変コストのかかる作業ですから、外注できるならしたいものです。そんななか、いまの現役世代というのはかなり簡単な動画編集しかできないことが多いです。

YouTuberが普通だったり、パソコンの扱いに慣れている世代である我々がハイクオリティな映像を作るとなかなかに評価が上がります。従ってとりあえず動画編集は勉強しておきましょう。大丈夫、YouTuberになるよりは簡単。

あとはスカウティングビデオというのは、評価を下す側からしても「わかりやすい」。目の前に成果物があるわけですから、良い悪いの評価が下しやすいので、こういうのできるからとりあえず使ってみるか、みたいな判断が下しやすくなっています。

さて、アナリストインターン➕競技系サークル指揮が事前の策ということは、裏を返して言うなら

筑波以外の大学サッカー部での学生コーチはやめておけ

ということになります。

理由は以下の通り

①日程的負担が半端なく高い
②プロクラブのコーチとしての人脈はあまりない
③自由度が低い(=試せることが少ない)
④よっぽどすごい監督のもとでできない限りサッカー的な学びは大きくない
⑤お山の大将になりやすい

まずなにより大学サッカーというのはセミプロの様なものです。大学サッカー単体で負担がくっそ重い

ただでさえ負担が重いのに+インターンは無理です。(やったことあるからいえる。辞めた方がいい)

それにもかかわらず大学サッカー部は往々にして組織や関係性がカチッと決まっています。従って考えられるパターンとしては

①監督はすごい人
→インターンと同様の効果が得られるが、出口が小さい

②学生主体系チーム
→お山の大将になるorサッカー面の学びが小さい(けどインターンでそれを補うのは難しい)

③組織がカチッとしてる系チーム
→自由度が少ないのに出口は小さい

どれのパターンでもなかなかに中途半端になる傾向があると思います。(あくまで経験則+色んな話を聞く限り)

そんなわけで、まとめです。

まとめ

プロのコーチになりたいなら

筑波にいけ

それが無理なら

プロクラブのインターンしながら競技系サークル所属!!

参考になれば嬉しいです。

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