日記。#2
あけましておめでとうございます。
雪の積もるこの季節に、気づいたことをひとつ。
雪解けの音が好きです。
夜のうちに降り積もった雪が、日が昇り暖かくなると同時に溶けて彼方此方で音を立てていました。
朝方、煙草を吸いに外へ出て散歩をしながらひとりこの音を聴いていたのですが、何故これまで気づかなかったんだろうと不思議に思うくらい意外とうるさく鳴っているものです。
うるさく、といってももちろん不快な音なんかではありません。
水溜りに落ちる音、そのままアスファルトを打つ音、剥がれたトタンの板に当たる音、時にはガサっと雪がそのまま落ちてくる時もあります。
周りには幸いと言うべきか、人がいなかったので私の吐く息とこれらの音のみ、そこにはありました。
なんて落ち着くんでしょう。
20年間知らずに冬を過ごしてきましたが、ふとしたときにこういう発見があると分かると、なんだか気が楽になります。
時にはゆっくり外に出てぜひ雪解けの音、聞いてみてはどうでしょうか。
そして私、毎年お正月には書き初めをしています。
特に拘っているものでもなく、中学生まで冬休みの宿題であった書き初めをなんとなく続けている、という感じです。
書道を習ったことはないですが、書くことに意味があるかなあと軽い気持ちでやっているので、神様に怒られないように最大限丁寧に書いているつもりです、笑。
昨年は“万福”。
文字通りの意味と満腹に好きなものを食べようという抱負でした。
今年はシンプルに“踊”。
きっとダンスに時間をたっぷり注げる最後の年ではないかと思うので。
毎年、年越しは祖父母宅へ集まるのが恒例となっているので今年も例によって顔を出してきました。
お酒を飲めるようになってから、顔を見せる度に祖父が嬉しそうにお酒を勧めてくれます。
私が来るのを楽しみにしていた、と祖母から聞くのも幸せな限りです。
大好きな貴方達には、長生きしてほしい。
また近いうちに会いに行こうと思います。
良いお年を。
では。
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