見出し画像

「出来ない理由」で思考停止してしまう会社経営と大家経営の共通点

私たちの記事を読んでいただき、ありがとうございます。


2021年がスタートしたばかりですが、
あっという間に1月も終盤に入ってきました。

我々のお部屋探しの業界では、
4月の新年度へ向けて新生活の動きが本格的になるいわゆる繁忙期に入っております。

毎日暗いニュースばかりですが、
感染症対策を徹底し社員一同前向きにがんばっております!

新しい年の始まりとともに
今期のテーマを昨年末に全社員で共有しているものがあります。

それが「業界の反逆のカリスマになる」というものです。

このキーワードを共有したのは、
様々な社会の変化に即応し、
これまでの既成概念を取り払い挑戦していこう!
というものです。

これまでの成功体験にとらわれず未知の社会を生き抜くためには、

「正解を選ぶのではなく」
「選んだ道を正解にしていく」

というインパクトがありパワフルなものでなければならないという想いからです。

なぜこのようなキーワードが必要だったかというと、
これまでの成功体験が新しいことへの挑戦の弊害となっているのではないかと感じているからです。


会社経営においての「出来ない理由」

今年でまる13年を迎え14年目に入る年ですが、
創業当時は5人というメンバーでスタートしました。

現在では正社員・パート・アルバイトを含め30名超で業務を行っています。

創業10周年には区切りとして
「創業期」が終わり
次の10年は、「成長期」としよう!
ということを共有しました。

私も経営者として今も未熟者ですが皆に支えられ、
とにかくなんでもやってみよう!
という精神でやってきました。

例えば物件定期清掃などは
月に1週間ほどかけ自分達の手でお任せ頂いている全物件を周り清掃を行ってまいりました。

そうした積み重ねから徐々にオーナー様や関係者らの信頼をいただき、
現在では2000戸を超える管理物件をお預かりするまで成長することができております。

創業から10年間はいわゆる
「出来ない理由」ということを考える余裕もなかったといえばそれまでですが、成功体験がなかったということが一番だったとおもいます。

ここ数年、不動産業界でも変化の波が押し寄せており、
様々な施策を実行しなければなりませんでした。

しかし、これまでの成功体験というのは時として
新しい施策や文化を受け入れられなくなるという弊害もでてきました。

他の業界では
IT化、ペーパレス化が進んで現在ではテレワークやハンコをなくす
といった業務効率化が進んできています。

しかし我々の業界ではファックスを多用し紙をすり
ハンコをバンバン押していくという文化と今だに寄り添っています。

これらを変えていくことは容易ではなく、
「これまではうまくやってこれた」
という成功体験の上に成り立っています。

また自社だけでなく
業界全体で紙をなくしたりファックスを無くしていくなどの変化がなけれならず「出来ない理由」の一つとなっている部分もあります。

社内においてもこれまでの成功体験はフォーマットとなり、やがて風土のように固着したものとなってきます。

そのような状況から脱却すべく前述の今年のテーマにたどり着いたという訳です。

しかし、これらは組織内に限った話だけではなくお任せいただいているオーナー様も同じ状況に陥っている部分があるように感じます。

大家経営においての「出来ない理由」

画像1

私たちが行っている賃貸仲介や管理業務などの業界は、いわゆるオールドビジネスと言われる部類に入ります。

古くは江戸時代の長屋文化が現在の集合住宅の原形だと言われています。
長い商慣習の中で日本の文化として根付いてきたということです。

つまりこれは長年成功体験を積み重ねてきたといってもよいのではないでしょうか。

近年、山梨県の空き家率や空室率についてはどこに行っても話題に事欠かない程ですが、これは人口減少やオーナーの高齢化とともに建物の高齢化など様々な要因があります。

そのような状況の中ですが
オーナーの中にも「出来ない理由」によって負のスパイラルから抜け出せず
苦しい運営となっている方もいます。

長く大家業をやってこられたオーナーにとって
これまで良かった過去を捨てきる事は簡単にできない印象を持ちます。

空室はなくしたい。
でも、家賃は下げたくない。
敷金や礼金もできれば取りたい
なるべくお金もかけたくない
これまではこれでやってこれた!

といった感じでしょうか。

最近はこのような空室の悩みや運営から開放されたいということで
大家業を廃業され売却するオーナーさんも増えてきました。

新しく購入されたオーナーになって
物件が生まれ変わるという実例は数多く体験させていただいております。

物件を再生されたオーナーに共通する部分として
新しいことにチャレンジし続け「どうすれば出来るのか」を常に考え実行しているという印象を受けます。

そこには長年の成功体験の積み重ねではなく、客観的に状況を判断し
「自らが選んだ道を正解にしていくこと」に全力を尽くされているからだと思います。

私たちが組織としてやらなければならいことは、こうしたオーナー様とともに「出来ない理由」を考えず「出来る理由」を考え実行していくことだと決意しております。


まとめ

昨年から全世界で蔓延しているウイルスにより
これまでの当たり前は強制的に奪われ世の中は「出来ない理由」を肯定しやすい状況になっています。

その中でも毎日必死に「出来る理由」を探し戦っている人や組織があります!

私たちも自分たちのステージで出来ることを探し決して思考停止することなく常に前に向いて進んでいきたいと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?