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堕肉の果て ~令和に奏でる創造の序曲(プレリュード)~

第一章 悪魔たちの円舞曲(ロンド)
142.レゲエ (挿絵あり)

はじめての方はコチラ→ ◆あらすじ◆目次◆

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 ついにコユキ無双します!
142部分まで、拙作を頑張ってお読み頂いた読者様(神様仏様)へのサービス回です‼
本当に感謝の気持ちでいっぱいです!
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「はぁはぁ、や、やったよ高畠たかはた、いや祐貴ゆうき君、それにしても」

 レゲエシンガーっぽいおっさんの方を忌々いまいましそうに睨みながら呟くと、最悪な事にオッサンの目が再び緑光を発するのが見えた。

「うげぇ、又なの? もう、こうなったら『クニモン』縛りなんてやってられないわね、よし! 」

 三度みたび現れた、三体セットの緑竜に向かって、容赦ない攻撃を叩き込んでいくコユキ。

「ウランバートル! ウランバートル! ウランバートル! 」

 コユキは流れる様な動きで、強烈なカチアゲを次々と叩き込んでいった。
 時に、張ってから逆方向よりカチ上げられるその攻撃は、まるで往年の名プロレスラー、ハリー・レイスのエルボーの様な、いやもう良いだろう、ハッキリ言ってエルボースマッシュだった。

 三体揃ってフラフラヨロヨロしている姿を見て、コユキが何かを思い付いた様な顔をして、パンツに刺していたかぎ棒を手に取って呟いた。

「よし! いっちょ試してみるか! 」

 そう言うと、両手のかぎ棒に聖魔力を流し込んだ、しかし、初めての実践での使用である、気合が入りすぎたのか今まで以上に流してしまったようだ。
 かぎ棒は練習した時の倍以上、一メートルを越えて伸び、ダガーと言うより、ロングソードの様相を呈していた。

 手にしたコユキは、あれ、コユキは? ま、まさか!

 恐らく、かぎ棒を持っている事から、コユキだと推定される人物は、その、痩せていた。
 のみならず、アラフォーとは見えない位若々しくて、その上出る所は出ているナイスバディ、ちょっと綺麗にも見える……

 本人も自分が痩せた事に気が付いた様で、腹とか腕とか足とかを、バババって感じで確認していた。

「アクセル」

 満足したのか、にっこり笑って、その美しく変化した姿を掻き消すのであった。
 一陣の風が吹いた様に何かが三体の竜と、倒れたままだったもう三体の脇をすり抜けると、その場にはガラスの様な石が六個残されているだけであった。

 高速移動しながらコユキは思った。

────どんな窮地きゅうちに追い込まれようと、前に前に、アタシは決してあきらめないわ! 伊藤君のように!

※伊藤君とは世紀末覇者と同じ名を持つ埼玉出身の序二段優勝経験者である、ちな弟は式秀しきひでさんとこである。

 コユキが次に姿を現したのは、川の対岸、レゲエのオッサンの目の前であった。

「ふふふ、アンタ翼が透けて見えてるわよ」

不敵に微笑む美コユキに対して、レゲエのオッサンは意外にも礼儀正しい感じで返事をした。

「お手数をお掛けします。 マラナ・タ。 では、お願いいたします」

そう言って自らのてのひらを開いて見せて来る。

コユキは躊躇ためらう事無く、

「ぷすっとな! 」

言いながら、オッサンの掌にデカイかぎ棒を刺し込むと、溢れ出した緑の霧が晴れた時には、一つの赤い石と毛まみれのきちゃないおじさんが倒れていた。

「アクセル」

 コユキは赤い石を拾いあげ、加速で川を渡り、かぎ棒を元に戻した。
 掌を見ると、元の太さに戻っている事に気が付いた、腹も足も、触ってみたら顔肉も元通りタップリ付いている。
 安心した様な、ガッカリした様な気持ちで、ガラスみたいな石を六個しっかり拾ったコユキは、ツナギを置いたフェンスに戻る事にしたのであった。

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~お知らせ~

2021年3月場所直前の本当に繊細で大事な時期にも関わらず
お忙しい中快くご連絡くださった天空海関、誠にありがとうございました‼
嬉しさのあまり、天空海関のイラストを描かせていただきました‼
堕肉ファミリーの皆も応援するのだ!!
しまくるのだ!
応援しなきゃ堕肉ファミリーから追放だ!
戻してくれと言われても、もう遅い!

頑張れ! 頑張れ! 天空海関‼
頑張れ! 頑張れ! 明生関‼ 
頑張れ! 頑張れ! 豊昇龍関‼
頑張れ! 頑張れ! 立浪部屋三銃士‼

相撲初心者も覚えましたか? いや覚えて下さい!
何回でも言いますよ!
キースタは天空海関が大好きです!(キリッ)
そしてこれからも応援し続けます‼

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拙作をお読みいただきありがとうございました!





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