![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/144038769/rectangle_large_type_2_e38034b2485f85a668ca2c47a68f6487.png?width=1200)
感情との向き合いかた
暑くなってきましたね。6月も半ばで向暑の候です。
季節の変わり目は体調を崩しやすくなりますのでお気を付けください。
我が家では今年初めて冷房を付けました。
いや~、しばらく使ってないと結構フィルターとか汚れるもんですね。暖房は使っていたんですが、半年近くは休止していたので、夏の訪れを感じている今日この頃です。
感情の段階
体調の変化とともに気を付けたいのが、心の変化。
我々はつい、目の前に起こることに一喜一憂してしまうもの。
嬉しい、楽しいポジティブな感情はウェルカムですが、怒りや悲しみや絶望、悲観、嫉妬、恨み、つらみ、諸々ネガティブな感情に対してはうまく付き合っていく必要があります。
まぁ、それも人間として生きている醍醐味と言いますか、生きているからこそ味わえるデザート的な役割なのかもしれません。
そう「味わう」ということが大切なのですが、引き寄せの法則で有名なエイブラハムの「22段階の感情スケール」というものがあるそうです。
![](https://assets.st-note.com/img/1718367478428-DWiD1mjnJk.png?width=1200)
これを見ると、上に行けば行くほど、軽くてポジティブな感情になり、下に行くにつれ、重くてネガティブな感情になっています。
こんなにも沢山の感情があるんだなあと改めて感心してしまいますが、ネガティブな感情が浮かんだときにどう対処すればいいのかが気になるところですよね。
感情の特性
この「感情」には特性があります。
マインドフルネス的にいうと、以下の5つの特性にまとめられます。
抑圧しても消えない
抑圧すると鈍る
感じると消える
常に変化する
直接変えることはできない
感情とは飴玉のようなものと捉えるといいかもしれません。
まず「1.抑圧しても消えない」とは、何か怒りだったり嫉妬だったり感情が湧いたとしても、見て見ぬ振りをして心の奥にしまいこんでしまうと、いつまで経ってもずっと残ったままになります。そして、それが溜まりに溜まって、ある日大爆発を起こしてしまうのです。
そして、「2.抑圧しても鈍る」とは、その感情を見ないように触れないように感じないようにしていると、良い感情も悪い感情も感度が鈍ってしまうということです。不感症になると、「人生の醍醐味」ともいえる感情を味わうことも、感動することも、感激することも出来にくくなってしまうんですね。
逆に、「3.感じると消える」というのは、まさに飴玉のように感じて味わうことであとに残らず消えるのです。
そうして、「4.常に変化する」。1週間どころかたった1日の中でもついさっきまでいい気分だったのに、急転直下、気分が悪くなることは良くあること。つまり、感情とは常に変化するものだということですね。
最後に「5.直接変えることはできない」ということで、マイナスな感情になったとき、無理やりモチベーションを上げようとしたり、自分に発破をかけたりしても、それは表面的なものに過ぎず、感情そのものを意図的に変えることはできないんですね。
なかなか付き合いづらいものですね~、感情って。
心晴れる3つのポイント
そんな付き合いづらい、とっつきにくい感情とどう向き合えばいいか。
ここに3つのポイントをお伝えしましょう。
受け入れる
まずは、、諦めてください(笑)
生きている限り、人間である限り、ポジティブもネガティブも常に感じるもの。
ただ、ニュートラル、つまり中庸を心がけることは大事ですが、感情は湧いて起こるものだと受け入れましょう。
山があれば、谷もある。
その一瞬一瞬を受け入れる、という覚悟があれば慌てることもありません。
もう、そういうもんだとあきらめましょう。
ちなみに、「諦める」というのは「明らめる」、「つまびらかにする、明らかにする」ことが語源だそうで、そして、「諦」は仏教で「真理、道理」の意味があるそうですよ。へえ~。
味わう
そして良いも悪いも、何も起こらないよりはマシというか、映画のワンシーンを観るように、喜劇も悲劇も自ら進んで観たりしますよね。それと同じで、味わいましょう。ネガティブなことも楽しみましょう。
脱同一化する
思考にしても感情にしても、勝手に沸き起こることですので、自分自身とは別物なんです。食べるもん食べたら、出るもん出ますよね?
食べ物が消化され、体内からう〇ちが生じるように、脳からは思考が、心からは感情が生じるのが常。
でも、それは自分自身とは切り離して別物と考えるんです。これを「脱同一化」つまり、自分と同一化しないことが大切です。
そのためには、自分を俯瞰で見て、客観視する。何かイライラすることがあれば、自分自身を後方斜め上から見下ろすように見て、「あぁ、自分は今、○○と思っているんだな」と観察してみましょう。
ちっちゃなことでめそめそしている、とか、なんでこんな思いするんだろう、とか自分自身をジャッジしないで、それは勝手に湧いてきた感情なんだなとしみじみ眺めてみると良いかもです。
最後に
というわけで感情との向き合い方を見ていきました。
受け入れる、味わう、そして、脱同一化する。
これは慣れてくれば意外にうまく感情をコントロールできるようになってきます。いや、コントロール、って言葉は良くないかもしれませんが、うまく付き合えるようになります。
そして、一日のうち、ちょっと休憩して自分の心の中を静かに観察してみるとよいかもしれません。
瞑想する時間を設けるのが一番いいですが、改めて瞑想をせずとも、ちょっと立ち止まって、自分がいまどんな感情を感じているんだろうと、見つめてみてください。
ちょっと自分自身が愛おしく感じるかもしれませんし、そんな瞬間が癒しになるかもしれません。
うまく感情と付き合ってみましょう。
それではまた!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?