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鉄砲玉と呼ばれてた営業マン時代のお話し

ケビンです。今回は過去の仕事のお話しをしていきます。色々経験しましたが、まず営業マン時代の物語。

酒をつまみにでも、優しい気持ちで呼んでください。


1.初めての営業マン

ケビンが営業マンをしていたのは、転職して2社目の頃です。新卒で番組制作会社のADをしていたのですが、そのお話はまた今度。

IT系の営業。
もちろん営業をするのは初めてでしたが、AD時代に鍛えられた経験から、慣れるのは早かった気がします。

webや映像、アプリやイラスト、とにかくITに関わる制作の新規営業でした。

会社規模はとても小さく、『The ベンチャー』
営業も数人程度でしたので、とにかく『ガムシャラに』というような雰囲気でしたね。

テレアポからクロージング、制作進行から納品まで、全て1人で担当。
IT知識なんてゼロ。まったく何も分からない状態で、なんとかなる精神のまま日々こなしてました。


2.鉄砲玉になるまで

『鉄砲玉』は、いわゆるヤクザ業界、Vシネマなどでよく見る、若い衆が身体を張って相手組長のタマを取る的な意味です。

もちろん、相手会社の社長のタマを取っていたわけではないです。

何も考えないで、どんな会社にもとりあえず飛び込んで行っていたので、『鉄砲玉』と呼ばれていました。

時には、ラトビア大使館に飛び込んでみたり。
※飛び込み営業です
※まじで飛び込んだら捕縛されます

なぜ、こんな無茶というか無謀な事をしていたかと言うと、『刺激が欲しかった』


3.なぜ刺激を欲していた?

こんな事を言ったら、本当に社会人失格なのですが、その頃は若かったので優しい目で見て下さい。

とにかく、マンネリとした毎日に嫌気がさしていました。
「飛び込み営業」にドキドキとスリルを感じはじめ、次第にエスカレートしていったのです。

もちろん、案件を取ってくる事は大前提として
下記のジャンルを中心に飛び込んでました。

①絶対無理と分かっている大手企業
②キャバクラやホストクラブ

大手企業への飛び込みは、まぁ通常のドキドキですよね。

本命は②。

なぜキャバクラやホストクラブだったのかと言うと、『怖い人に会ってみたかった』という、動機。

正直狂ってましたね。

結果は、怖い人は居ませんでした。
そして、案件もこれといってありませんでした。
無能営業マンここに極まり。

とはいえ、通常に営業も行っていたのである程度の数字は担保していた毎日。

しかし、社内がどんよりしてきたのです。


4.闇の月給1万円

その頃、同期の営業マンが居ました。しかも同い年。ただ、彼は違う内容の営業。

そして、その商材がとてつもなく売りにくい。
内容は伏せますが、とにかく売れない。
悪いものでは決してないが、金額が。
とにかくハイエンド。

それを電話1本で売ろうというのだから、大変だ。

日に日にゲッソリとしていく彼に『大丈夫か?』と声をかけて、帰ってきた言葉に背筋が凍った。

『あまりにも売れないからと、歩合制になって、今、月給1万円なんだ』

闇でした。完全に。
なんとかFXで生活を保っていたようだが、
そこには狂気が渦巻いておりました。


5.次なる世界へ

どんよりしていた空気とは、
お察しの通り、どうにも立ち行かなくなってしまったという、事実上の解散。

ある日突然、職を失ったケビンは、次なる職に就くのでした。
そのお話は、また今度。

そして、こんな読んで何にも参考にならないビジネス系投稿を、
最後まで優しい心で読んでくれたアナタとは、きっと価値観が合うことでしょう。
もうブラザーです。

ありがとう。ブラザー。

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