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BOOKノート【C】

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記事一覧

超一流の食事術【bookノートC】

人間がエネルギー源とする栄養素には、糖質と脂質の2種類があるが、

健康的でハイパフォーマンスな生活を送りたければ、糖質ではなく脂質を主なエネルギー源とすべきだ。

はるか昔、私たち人類は飢えと闘うために、体に蓄えた脂質をエネルギー源としてきた。

そのため、本来の人間の体は「ファットバーニング (脂質燃焼型) 」にできているといえる。

しかし、1万年前より穀物の栽培が始まったことで、状況は一変

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ダイエットの科学【bookノートC】

どのダイエット法が良いのかを判断することはむずかしい。

それは専門家にとっても同じことだ。

ダイエットに関する書籍の数は数多くあるが、現実として食事の質は世界全体で低下しつづけている。

2014年の時点で、アメリカでは2000万人の子どもが肥満とみなされ、

人口に占める割合は30年間で3倍になった。

イギリスでも成人の3分の2が過体重か肥満だし、

メキシコでは肥満率がアメリカを上回って

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究極の疲れないカラダ【bookノートC】

疲れにくいカラダとして、自在に動く、柔軟なカラダをイメージする人がいるかもしれない。

けれど、そのために必要以上にストレッチをすることは、疲れ知らずのカラダづくりのためには、じつはほとんど意味がない。

なぜなら、歩く、走るといった私たちの日常動作はストレッチの動きではないからである。

日常動作に必要なのは、安定感やバランス感覚であり、ストレッチでは鍛えることができない。

私たちは日常の動き

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睡眠こそ最強の解決策である【bookノートC】

「いつ寝て」「いつ起きる」の決定は、身体の中でどのように行われているだろうか。

大きな要因は2つだ。

1つめは、脳に組み込まれた24時間単位の体内時計から送られてくるシグナルである。

これが夜と昼のリズムを生み出している。

2つめは、脳内で生成される化学物質だ。

起きている時間が長くなるほど、この化学物質の量が増え、脳に「睡眠圧」がかかるようになってくる。

この体内時計と化学物質のバラ

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あなたの体は9割が細菌【bookノートC】

ヒトゲノムの解読によりヒトの遺伝子への理解は進んできたが、それは私たちの体を構成する細胞の数でいうとほんの10%ほどの部分でしかない。

残りの90%はマイクロバイオータと呼ばれる100兆個の共生微生物から成るが、その研究はまだ途中段階だ。

人体のうち外界と接しているのは皮膚だけではない。

消化管など私たちが体内だと思っている場所も「外側」であり、微生物の棲息地となっている。

中でもその多く

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医者の本音【bookノートC】

医者はしばしば、風邪の患者さんに対して少し雑な態度を取ることがある。

その理由は、風邪は薬では治らないからだ。

風邪の原因であるウイルスは通常数日で死滅する。

だから医者にかからなくてもやがて風邪は治るのだ。

それでも医者は、いくつかの目的で薬を出す。

1つ目が、のどが痛い、高熱があるなどといった、患者さんの症状を抑えるためだ。

つまり対症療法として薬を出す。

2つ目が、細菌の感染に

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眠っているとき、脳では凄いことが起きている【bookノートC】

ランディ・ガードナーは1965年に、11日のあいだ一睡もせずに過ごした。2、3日経つと集中力が低下し、

9日も経つと100から逆に数えるのに失敗した。

様々な科学的実験の結果、睡眠不足になると機嫌が悪くなり、

幻覚や妄想、

記憶力や集中力の低下、

決断力の欠如といった現象が起き、

それらの作用はすべて脳によって制御されているものだと判明している。

睡眠中は他の動作という干渉がないだけ

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強いカラダ・ココロ・アタマをつくる【bookノートC】

心身の疲れはどこからやってくるのだろうか。

疲れの原因は、実は脳にある。

自律神経には体の動きを活動的にする交感神経と、

逆にリラックスさせる副交感神経の2つがあるが、

そのバランスが崩れることで疲れが生じるのだ。

仕事や勉強に集中すると交感神経が優位になり、

呼吸数や心拍数、体温、血圧が上昇するが、

その状態が長く続くと取り込む酸素の量が減り、

血中酸素濃度や血糖値が低下する。

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目は1分でよくなる【bookノートC】

日本は「近視大国」である。

統計によると、40代以上の日本人のうち42%近くが近視だとされている。

アメリカ人や中国人が22%、49歳以上のオーストラリア人が14%だということを考えると、いかに日本人に近視が多いかがわかるだろう。

加えて、視力0.1以下の人が増えていること、視力低下の低年齢化が進んでいることも特徴だ。

実に4000万人以上の日本人がなんらかの目の悩みをもつといわれている。

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花粉症対策で免疫力をアップ【bookノートC】

日本における花粉症の歴史は1961年にさかのぼる。

アメリカ進駐軍がもちこんだブタクサによる報告が最初で、その2年後にスギ花粉症が確認された。

「花粉症」という呼び名が広く知られるようになったのは、1980年代に入ってからだ。

戦後復興のために国内に植林されたスギが成木となり、一斉に花粉の飛散がはじまったことで、症状を訴える人が激増したといわれている。

本来無害な花粉を体が有害だと誤認して

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究極の歩き方【bookノートC】

人間の足形や歩き方は、50歳を境に大きく変化することが分かってきた。

そもそも多様な足形は、加齢とともに多かれ少なかれ変形して、千差万別になる。

とくに有名なのは外反母趾である。

女性の半数以上は外反母趾に悩んでおり、さらに50歳を境に、男性も女性も親指の角度がさらに曲がることが分かってきた。

こうした足形の変化を理解するために、足の構造について説明しよう。

足の裏には、かかと、母趾球(

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医者が教える食事術【bookノートC】

世間の俗説や流行によって、健康に気をつけているつもりの人でも、かえって体に悪いことをしていることがある。

人間の病気や不調の9割以上は血糖値の問題。

血糖値さえコントロールすれば、糖質によって引き起こされる「肥満・老化・病気」という悪循環を断ち切ることができる。

正しい知識による食事は、病気や不調から身を守るだけでなく、普段の生活のパフォーマンスを上げるためにも欠かせない。

現代社会では見

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スタンフォード式 疲れない体【bookノートC】

「IAP呼吸法」を実践すれば、体の各パーツが本来あるべきところにきちんとおさまり、体のパフォーマンス・レベルが上がるだけでなく、疲れやケガを防ぐなどといった効果も期待できる。

最新のスポーツ医学の見解では、疲れを引き起こしているのは、筋肉と神経のコンディションの悪さだ。

疲れは、体だけでなく脳からも生じるのだ。

疲れを感じている人の多くは、自律神経と中枢神経のコンディションが悪くなっている。

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朝のコーヒー 夜のビール【bookノートC】

「コーヒーとビールが自律神経を整え、仕事のパフォーマンスを上げる」。

コーヒーとビールは正しい飲み方を守れば、自律神経のバランスを整えて、仕事のパフォーマンスを高めるのに大いに役立つ。

コーヒーは、体内のコルチゾールの分泌を邪魔しない時間帯に飲むようにすると、覚醒効果が得られる。

ビールには代謝を高める働きがあるため、食事と上手く組み合わせることにより、ダイエット効果が期待できる。

コーヒ

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