[5. 対戦相手の得点関与数の比較] なぜ2020年の横浜Fマリノスは9位なのか?優勝した2019年のデータ分析結果と比較して考察してみる
こんにちは。kesuo-です。本記事を投稿する背景については、下記の記事をご覧ください。
今回は、2020年と2019年の分析結果の比較し、今シーズン苦戦した理由を考察した内容を紹介する5回目の記事です。前回の記事はこちらです。
はじめに
今回は、2020年と2019年のマリノスの対戦相手が得点(マリノスの失点)に関与した回数を比較した結果と、その結果から今シーズン苦戦した理由を考察した内容を紹介したいと思います。
今回の注目ポイント
- 対戦相手に注目し、マリノスが苦手とする選手の傾向の変化を確認できること
注意点
今回分析で使用したデータセットは私個人が作成したデータセットになっており、公式記録とは異なります。そのため、誤ったデータが含まれている可能性があることや、人によって解釈が異なるデータも含まれていることにご注意ください。データセットの作成方法や中身に関しては、過去の記事で公開しておりますので、ご確認ください。
データ分析結果
対戦相手の得点関与ランキングの結果を紹介します。対戦相手の得点関与数は、マリノスが失点したシーンにおいて、相手チームの選手が得点に関与した数を数えております。また、得点関与ランキングとは、得点、アシスト、準アシストの合計数でのランキングのことです。また、準アシストとは、アシストをアシストした選手のことを指します。(得点関与ランキングはデータ量が多かったため、3回以上得点に関与した選手のみを表示しております。)
データ分析結果の考察
上図を用いて考察します。まず、2020年は3回以上得点に関与した選手が7人いたのに対し、2019年は3回以上得点に関与した選手が3人だけであることがわかりました。この結果から、マリノスの失点を3回以上生み出せる相手選手が増えたことが、今シーズン苦戦した理由の一つと考えらます。特に、2020年の結果には川崎フロンターレ、鹿島アントラーズ、セレッソ大阪の選手が含まれております。この3チームは、2020年のマリノスが二敗したチームです。そのため、マリノスの失点を3回以上生み出せる相手選手がいるチームに負けがちであることが、今シーズン苦戦した理由の一つと考えらます。(2019年の結果に含まれるチームで二敗してるのは、セレッソ大阪ですね。ただ、セレッソ大阪の7番は水沼選手でしたので、2020年は対策する必要がなくなり、むしろマリノスのパワーになってくれました。)
2020年の結果にランクインしている川崎フロンターレ、鹿島アントラーズ、セレッソ大阪の選手を確認しておきます。
来シーズンに期待したいポイントは、上記の選手を対策し、川崎フロンターレ、鹿島アントラーズ、セレッソ大阪の3チームから勝利を奪うことですね。
結果まとめ
まとめとして、今シーズン苦戦した理由の考察結果と個人的な来シーズンの注目ポイントを下記に整理して記載します。
今シーズン苦戦した理由の考察結果
- マリノスの失点を3回以上生み出せる相手選手が増えたこと
- マリノスの失点を3回以上生み出せる相手選手がいるチームに負けがちであること
個人的な来シーズンの注目ポイント
- 川崎の三笘選手、鹿島のエヴェラウド選手、上田選手、C大阪の片山選手、坂元選手、奥埜選手を特に対策し、川崎フロンターレ、鹿島アントラーズ、セレッソ大阪の3チームから勝利を奪うこと
おわりに
今回は、対戦相手が得点(マリノスの失点)に関与した回数を比較した結果と、その結果から今シーズン苦戦した理由を考察した内容を紹介しました。次回は、マリノスの得点シチュエーションの比較した結果と今シーズン苦戦した理由の考察内容を紹介したいと思います。
記事を読んでいただき、ありがとうございました。わかりづらい点や感想などございましたら、ご指摘をお待ちしております!
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