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詩)暗い部屋

パソコンが無機質な音をたて
青ぐらい光が顔を照らす
宙に舞った埃が小さな海蛍の様に綺麗で
手をかざしては何も掴めずに終わる

知らぬ人の笑い声が耳に入るも
口元が少し緩むに留まり
声を出す労力を嫌った

無意味に響く声は壁に跳ね返り
最後は小さくなって消えてしまった
何も考えず無闇に貪る時間は
喰っても喰っても腹には溜まらず
無気力な人に新しい感情を与える事もない

食い入る様に見る画面に
私は何を求め何を得るのだろう
時計の秒針が無機質な音の中に
正確な律動を刻み
いつもと同じように朝を連れてくる

貪る…むさぼる 律動…りつどう



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