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AgoraがIPO後初の決算で売上+127.5%増収。オンライン教育やビデオチャット機能の実装で利用されるAPI提供企業。売上の中国比率高く、新コロ需要反動でQ/Qで鈍化 (NASDAQ:API)

Agoraの決算を前回に引き続きチェックしていきます。

Agoraは自社アプリで簡単にビデオ通話やライブストリーミング配信機能を実装できるようにするAPI提供企業で、新コロが追い風となり爆発的に伸びました。

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Source: Agora IR

Q1'20は売上高成長率+166.1%とはねあがったところでIPOを行い、Q2'20では+127.5%成長に鈍化

このようにQ/Qで売上高が減少しているのはAgoraの売上高の中国比率がかなり高いことが要因です。

中国で拡大した新コロのピーク時にオンライン教育やビデオチャットなどリアルタイムビデオエンゲージメントを必要とする顧客からの需要がはねあがった反動が出たわけです。

では今後の見通しはどうなのでしょうか? Agoraの業績・ビジネスとその先行指標と共におさえていきましょう。

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注目の米国上場企業の決算データ・企業動向をベースに時間をかけてディープに見ていく記事と、情報を整理・凝縮し時短できるセンサー的な記事の両端で構成。投資家ではなくともビジネスパーソンが「このビジネスはこんな風にグロースしているのか」という学びがあるよう努力します。

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