見出し画像

”兄妹喧嘩が絶えない!”ほっとくの?叱るの?そのアプローチを考える~自立した子どもに!!Part⑧

今回は親御さんからの「こんな時どうしたらいい?」を「おうちでほいくえん」にて募集し、頂いたお悩みに園長自らお答えしたものです。現在インスタでもお悩みを受け付けていますので、お悩み相談ございましたらメッセージをどうぞ!

♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪

「Q.あるお母さんのお困りごと★いつも拝見しています!!!上が来年小学生、下が2歳です!!毎日兄妹喧嘩が絶えません。。どーしたら仲良く遊んでくれるのか、今は別に仲良く遊べなくたってそのうち遊んでくれるものなのか...と考えさせられる毎日です。」

A.いつも「おうちでほいくえん」を読んでいただき、ありがとうございます。兄妹仲良く遊んでほしいですよね。多くの子育て中の親御さんにとって、共通のお悩みの一つかもしれません。

 上のお子さん、下のお子さんの性別や性格によってもずいぶん違ってくるかもしれませんが、当園では異年齢保育を行っているので、その視点からもお伝えできることがいくつかありますので、ご紹介します。

 まず大前提として、”上の子ども(園では学年が上)を優先的に満たしてあげる”ことを心掛けています。”え~上の子!?小さい子を優先させるのでは!?”と声が聞こえてきそうですね。それは上の子が心も体も満たされていれば自分より小さい子へ優しくできる心の余裕がうまれるということです。

 例えば年齢によっても少しアプローチの仕方は変わりますが、いつも私が自立した子どもに育てるために投げかける「どうしたい?どうしたかった?」に答えられる、また自分の考えが表現出来るのが上の子なので、「◯◯がしたい、こうしたかった」と伝えてくれたことを先に対応することで、満足して自分のしたいことに集中して選んでくれるのです。

 一方、下の子(学年が幼いほど)一人で集中して遊ぶというよりは、構ってもらいたいやママとのやり取りを楽しむ=遊ぶとなることが多いです。つまり満たされるところが年齢や発達によって違ってくるということです。

 お悩みをいただいたご家庭の場合、上のお子さんが年長さん、下のお子さんが2歳ということなので、上のお子さんには何をして遊びたいのか?どうしたいのか?という自分の考えがあって、それが出来ない又は下の子に邪魔をされるというところがケンカの原因になることもあるのではないでしょうか?

 園でも例えばおままごと遊びを異学年でやる際には、年少~年長さんはお母さんになりきって、ご飯を作ったり、レストランのシェフになりきりお料理をふるまったりと、おままごとを楽しみます。

一方、乳児さん(2歳児さん)ですと、おままごとセットの中にある、お鍋やお野菜そのものをさわったり「はいどうぞ」と渡して受け取ってもらうなどと遊び方が違ってきます。ですので、上の子が持つもの触るものへ興味がわいて、同じようにしたい!触りたい!となってケンカになってしまうのです。

 上の子が「今日はカレーをつくりま~す!」などと言って遊びに入りだしたら、「出来上がったらお母さんにも食べさせてね~」や「待ってま~す」と言って少し時間を作ります。その間に下の子が上の子の傍へ行ってあれこれ触ってしまわないように「はい、どうぞ」や「ぶどうさんください!」など上の子が使っていない物でお相手をしてあげるのです。

 このようにして”上の子を優先的に満たしてあげる”ことで、上の子は下の子の為に、少し待ってあげたり、下の子におもちゃを譲ってあげられる心のゆとりが出来るのです。

 次回は「お兄さんなんだから!お姉さんなんだから!」と言わなくてもお兄さん・お姉さんを自分から進んでしたくなる!?お話をしたいと思います。

♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪

#自立した子どもに #おうち時間 #おうちでほいくえん #保育園

#育児 #子育て #親子の時間 #子育て応援 #stayhome #子育て情報 #育児情報

#食育 #幼児 #乳幼児 #保育 #ママ応援 #子どもの食

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?