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子どもの「はじめて」を「苦手」にしない!~自立した子どもに!!Part⑦

「おうちでほいくえん Vol.7」より、園長みや先生の「自立した子どもに!」抜粋です。

小学校に上がるまでに、自分のことを自分で出来るようになっていてほしいですよね。その1つの取り組みとして園でも行っていることをこちらで紹介しています。

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 前回までは「食べること」をテーマとして「食べることは楽しいこと」となるよう環境を整えるお話。そして「苦手な食材」でもどうすれば「食べてみよう!」と自発的に行動に移せるかについて、お話をしてきました。

 その最後に「苦手」は食材に限らず、お友達や習い事、小学校での勉強に至るまで誰にでもあるもの。でも「苦手」で楽しい事や時間、場所が楽しくなくなるのはもったいないので「なんとかやってみた!」にかえられるようにしてみてはというお話をしました。

 今回はその「苦手」はどのようにしてうまれてくるのか?を知ることで、「何とかやってみた!」につなげられるかも…というお話をしたいと思います。

 子どもは「はじめて」の事や物にはとても敏感で乳児さんの場合は泣き出したり、幼児さんでも立ち止まってしまうことがあります。まだ見ぬ、知らぬ物そのものに「苦手」と思ってしまう子どもも中にはいます。言いかえれば、とても慎重に何事も捉える子どもとも言えます。

 そんな慎重なタイプの子ども達は「はじめて」に出合う時に少し工夫が必要となります。例えば給食に「はじめて」の食材「くり」がでるとしましょう。保育園でもよく用いるやり方ですが、「くり」を食べる前に絵本や図鑑などで、その食材について知ってもらう機会を作ります。時には本物を触ったり、匂いを嗅いだり身近に感じてもらう工夫をします。

 場所もそうです。運動会や発表会などいつもと違う場所に行って何かをする時には事前にその場所に慣れてもらうため、連れてみせたり、写真などで何があるかや行き方をお話したり、実際に「はじめて」を経験する前に「楽しい場所」「おいしい食材」など子どもの中にイメージを持ってもらうことで◯◯見知りを防ぎ「苦手」になりにくくなるように園では取り組んでいます。

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では、「おうち」ではどのようにすれば「苦手」にならず「はじめて」を楽しめるようになるかについてお話したいと思います。

 もうすぐ親戚がたくさん集まる年末年始(本号発売は年末でした)。ご家庭によってはこの時期に遠出のご旅行を計画されている場合もあるでしょう。園の保護者さんたちからも、「せっかく旅行に連れて行ったのに楽しむどころか泣いてばかりでパニックになっていた...」などお話を聞くことがよくあります。

「はじめて」会う親戚や、ひいおじいちゃん・おばあちゃんも事前に写真や携帯・タブレット等でお子さんに見せてあげてひいおじいちゃん・おばあちゃんとのエピソードなどお話をしていくのも1つかと思います。

 いつもの安心した「おうち」で少しだけ「はじめて」を事前に体験しておくことで、いつも通りの様子とまではいかなくとも「パニック」になって泣き出して止まらない...などにはならないと思いますよ!

 また「はじめて」新幹線や飛行機に乗ってのご旅行も同じで実物を事前に見に行ってみたり、音や大きさを前もって体験しておくのも効果的ではないでしょうか?

 このような少しの工夫で楽しい旅行や親せきの皆さんとの時間が過ごせるかもしれませんよ。

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