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短編小説。

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#日曜日

Days with You

Days with You

「ねぇ!起きてー!」
遠くで君の声が聞こえているような気がする。
これは夢か、現実か。
「ねぇ!もう12時!お昼だよー!」
えらいリアリティのある夢だな。時間まで言ってくるのか。
「ちょっとー!聞こえてるのー?」
徐々に意識がはっきりしてきた。
限界レベルのかすれ声で返事をする。
「えぇ…もうそんな時間…?」
「そうだよー!いつまで寝てるのー!今日映画見に行くんでしょー?」
「ごめんごめん」
楽し

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