いい写真ってなんだろうね。
ほんのちょっと前まで、35mmフィルムで一本あたり27枚、ないしは36枚の写真を取るものだった。
かつて、自分の子供時代の写真を両親に見せてもらったことがある。栃木県の牧場に行き、温泉宿に行き、夜はバーベキュー。定番の旅行だ。シャッターを押すのは母親。当時はバケーションカメラ(俗称:ばかちょんカメラ)AFとか写ルンですの日光下 王道レシピ(SS 1/100 F8.0)で撮影された写真に当時の思い出が詰まっている。
タイトル:小麦色の3兄弟 撮影地:当時の足立区の自宅 撮影者:母
手前には誕生日祝いに近所のおじさんから貰ったカブトムシの入ったケージ。
7歳の誕生日祝いのときに撮影したもの。
また母は物持ちが良すぎて、写ルンですを2−3ヶ月かけて一本消費するタイプの人だった。一本を現像をすると、夏秋冬の写真がプリントされるということもまちまちだった。
そんなツケおきされた写真の中に、今で言う映えはないが、我が家では愛おしさを感じていた。
現代においてはデジタルになり、メモリーカードが大容量化していき一日に百枚、千枚と撮影するのが当たり前になり、その中でツイッターなら4枚。インスタなら3枚〜6枚とベストを使う。
スピード感と、一枚にかける時間が昨今では変化してしまったことで弊害は何かしら起きているんじゃないかなと思う。今日このごろ。
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