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段差を低くして、一段でも多く登ろう

何かを始めるときに必要な要素は、少なくても二つあると思います。

それは「勇気」と「好奇心」です。

私だけかもしれませんが、何かを始めるとき、何かスゴイことをするのだという心理的なハードルを感じるときがあります。

例えば、私の趣味は資格収集ですが、最初の目的は「今よりも豊かな生活」を手に入れることだったように感じています。

「資格の勉強を始めるのだから、そこにかけた労力に見合う生活を」…などと考えていました。

つまり、当時の私の「何かを始める要素」には、「コストパフォーマンス」が含まれていたということです。

ですが、今になって思うのは、自分でどうすることも出来ないことを、どうにかしようとしていたのではないか?という疑問です。

「豊かな生活」や「生活上の費用対効果」には、いくつか定義できる数値があります。

収入や確保できる余暇時間、保有する知識量…などです。

しかし、「生活」というのは、自分の努力だけではどうにもできないモノもあります。

例えば、月収が1万円上がれば1万円分の豊かな生活が待っているかと言えば、そうでもありません。

物価の高騰など、社会的・経済的な要素が絡むこともあるでしょう。

そんなとき、社会を恨んでも豊かにはなれませんし、むしろ、心が荒んでしまう要因となってしまいます。

ですから、自分でどうにかできる要素としての「勇気」と「好奇心」なのです。



「勇気」というと抽象的な概念になってしまいますが、誰にもでも持っている素養として簡潔に述べたかったので、この言葉にしました。

要するに「積極性」「行動性」「自己納得」「自己肯定」などを含む、考えてから行動に至るまでの過程です。

新しいことを始めると考えてから行動に至るまでには、さまざまな葛藤が生じます。

それらを自分のうちに抱えながらも行動へとつなげるには、勇気は重要なファクターだと思います。

そして、再度述べますが、勇気は誰にでも持っている素養です。

つまり、誰でも新しいことを始めることが出来るのです。

ここでちょっと話が逸れますが、何かを始める際に気をつけなければならないことがあります。

それは「最初のハードルの高さ」です。

大きな挑戦ほど、大きな成果を望むあまり、高いハードルを設定しがちですが、そのハードルを乗り越えられないリスクが大きすぎます。

大きな挑戦ほど、一つひとつのステップは低く、そして、多くのステップを用意する必要があります。

大きな挑戦ほど、時間も労力もかかるからです。

ワンステップで結果に辿り着くものを大きな挑戦とは呼ばないのではないでしょうか?

ですから、新しいことをはじめるときは、段差を低くして、一段でも多く登ることが大切だと私は思います。



「好奇心」は、「勇気」以上に重要です。

個人的な意見ですが、「好奇心」は「勇気」と違って枯渇します。

枯渇してしまうと、次の好奇心の泉を掘り当てるまで、新しいことを始められなくなりますし、始めても続かなくなります。

「面白い」
「楽しい」
「興味深い」
「知りたい」
「もっと続けたい」

「好奇心は猫を殺す」という格言がありますが、私たちの知性や理性は猫とは違うはずです。

確かに、好奇心によって心身にケガをすることもあるでしょう。

ですが、そこから何かを学ぶこともまた「好奇心」の成せる業なのではないでしょうか?

成長を感じることも、一段登るたびに変化する視界を楽しむことも、好奇心あってのことではないかと私は思います。

猫のような軽快なステップで、多くのことを体感してみてはいかがでしょうか?


ということで、最後までお読みいただきありがとうございました。

今回の投稿は以上です。

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