「自分の個性って何だろう?」と悩んだら…
「個性」という言葉は、誰もが様々な場面で用いる言葉でありながら、案外定義が難しい言葉だと思います。
「その人らしさ」や「その人ならではの能力」と考えたところで、他者と比較して明らかに秀でているモノや違いがある資質なんて、そうそうあるものではありません。
では、「私たちは個性がないのか?」と言われれば、「そんなことはない」と考える方が多いでしょう。
明確な答えがないとしても…。
個性についての考え方は人それぞれだと思いますが、一般的には内省や内観といった自分を見つめる行為の中で見出す方法と、他者と比較して見出す方法があるように思いますが、どちらも「これが私の個性だ‼」と呼べる性質に気付くことは稀ではないでしょうか?
…個人的な意見ですが、個性を知るためには個性ではない一般的な性質、つまり平均や平準を知ることが近道な気がします。
ほとんど役には立たないかもしれませんが、私なりの個性の見つけ方があります。
それは、統計データを用いる方法です。
「…(;゚Д゚) 統計学なんて難しそうだ‼」と思った方、ご安心ください。
具体的に用いるのは「心理ゲーム」や「適性テスト」といった、誰もが体験したことのあるものです。
例えば「次の4つの中で、今あなたが食べたいものは何でしょうか?」などといった心理ゲームをやったことはないでしょうか?
また、職業適性テストなどを試したことは無いでしょうか?
…さて、これらのようなテストを試した際に、こんなことを考えたことは無いでしょうか?
「(;´・ω・)…なんか当たってる気がしない」と。
私たちは、ついつい「当たってる・当たっていない」でしか判断しないことがあるように思います。
ですが、もう少し掘り下げて考えてみても良いかもしれません。
心理テストも職業適性テストも、膨大なデータから抽出された統計データです。
あまり表記はされていませんが「一般的には…」という前置きがあるはずです。
つまり、テストの結果を見て「当たっていない」と感じた部分が、私たちの「個性」の部分なのではないでしょうか?
「次の4つの中で、今あなたが食べたいものは何でしょうか?」と言われても、「いや、今食べたいのは焼肉だ(・ω・)」と思えば、それがあなたの個性だと思うのです。
「焼き肉が示す意味は?」と問われても答えようがありませんし、「役には立たないかもしれません」と前述したのは、このような理由ですw。
ですが、職業適性テストなどで、当たっていながら外れていると感じる部分を自分で見つけることが出来れば、そこが他者との差異になりますから、短所であっても長所であっても間違いなく「個性」と呼べるものが、あなたの中に存在しているという証拠になるのではないでしょうか?
…そう考えれば、「個性のない人間なんていない」という理屈も納得できるのではないでしょうか?
私たちは、「個性」を何か特別なものだと信じている傾向があります。
しかし、本当の個性とは、もっと身近で、もっと愛嬌のある、可愛らしいものなのではないのでしょうか?
個性とは、特別でありながら、特殊ではない能力を指すのだと思います。
ということで、最後までお読みいただきありがとうございました。
今回の投稿は以上です。
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