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ビジネスはドライであれ

人間の喜怒哀楽から発せられる力は、とても大きなものです。

その力は、ときに奇跡とも言える結果を招くことがあるでしょう。

しかし反対に、人間の喜怒哀楽がもたらす力は非常に弱くもあります。

感情が真実を覆い隠すこともあれば、感情が自らの心に剣を突き立てることもあるでしょう。

私たちはいつだって感情的であり、それが人間的であり魅力的でもあるのですが、状況によっては感情を遮断したほうが上手くいくこともあります。

ということで、今回は感情がドライな人について考えてみようと思います。

最後までお付き合いいただけると幸いです。

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そもそも、私自身がビジネスにおいて感情を切り離して作業に従事するように心掛けているのですが、たまに「なんで平気なの⁉」と言われることがあります。

例えば、上司から急な残業やタスクを告げられたときや、理不尽な状況に陥ったときの対応、他者から浴びせられる愚痴や謂れのない発言など。

感情的な方にとって、これらは心を大きく揺さぶられる出来事であり、当然にマイナスな要素でもあるので、ストレスの素となるようです。

私は、仕事は自分の想い通りに行くわけがなく、順風満帆などあり得るはずもなく、愚痴や謂れのない発言は自分が受け止め、せき止めるのが当たり前だと思っています。

要するに、誰よりも最悪な想定をしており、誰よりも他者に何も期待していないということです。

しかし、これはネガティブ思考とは違います。

それは、私が誰よりも楽天的に物事を捉えているとも感じているからです。

最悪を想定していれば、どんな状況であっても想定以上のことは起こらないので、ストレスは溜まりません。

過去にも書きましたが、「最悪を想定して最高を目指す」生き方を考えていると、基本的には想定内の出来事なので、感情が揺れ動くこともなく、結果としてドライな人で居られるのです。

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ただし、ドライな人には他者評価が低くなるという傾向があります。

考えていただければわかると思いますが、何があっても「想定内」だと構えている人がいたら、つまらないと思いませんか?

むしろ、マウント取られている感じになりませんか?

ご経験のある方もいるかもしれませんが、自分が業務でテンパっている状況下で、先輩などから「みんな通る道だから…」と達観した意見を言われたら、腹が立ちませんか?(笑)

「ドライな人」は「共感しない人」と捉えられることがよくあるので要注意です。

感情は動かさなくても、表情はコロコロ変えることで、ようやく人間味は担保されます。

「共感はしなくても、理解を示す姿勢」というスタンスは、常に意識する必要があるでしょう。

不自然だと嫌われますが、オーバージェスチャーくらいがちょうどいいと私は思っています。

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感情の動きはモチベーションに影響を与えます。

しかし、モチベーションとは一過性のモノに過ぎません。

わざわざ高低のある状況を自ら創り出してしまうと、きっと疲れてしまいます。

常に一定の高度を保つビジネスライフを心掛けることで、モチベーションとは違う、ミッションやビジョンを軸とした生産活動が出来ると思いますので、日々の業務に疲れてしまう方は、表情豊かで感情を動かさないドライなビジネスパーソンを意識してみてはどうでしょうか?

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ということで、最後までお読みいただきありがとうございました。

今回の投稿は以上です。

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