アフリカスタートアップ1000本ノック vol.5
Kepple Africa Ventures山脇による、アフリカスタートアップのビジネスモデルを一言つけて紹介する「アフリカスタートアップ1000本ノック」も第5弾になりました。山脇のTwitterでは、だいたい毎日スタートアップを紹介しており、本noteでは1週間分まとめて配信しています。(先週分をご覧になっていない方は、是非下記もご覧下さい。)
今週は、ヘルスケア系のスタートアップを多く紹介しています。是非、最後までご覧下さい。
1. Mobius Motors [モビウスモーターズ] / Automobile
とかくテックが注目されがちだが、アフリカの発展に大事なのは、工業を打ち立て、雇用を生み、貿易収支を適正化すること。現地の自動車市場は巨大なポテンシャルがあるが、ほぼ全て輸入品。アフリカ版テスラのMobius Motorsは、アフリカ自動車産業の創造を目指す。
※Mobius Motorsについては、こちらの記事でも言及しています。是非、ご覧下さい。
関連記事:Mobius Motors HP
2. Seso Global [セソグローバル] / Real Estate
アフリカ版SUUMOのような会社がある。しかも、ただ物件を探すのではなく、探した物件の登記の入念な確認、建物の状態の検査等、不動産購入に必要な作業を一気通貫で行えるようになっている。ナイジェリアとガーナ、南アフリカに展開中。
関連記事:Seso Global HP、Sesoの南アへの進出
3. Healthlane [ヘルスレーン] / Healthcare
アフリカの医療の質は当然低い。しかし実は富裕層は結構いて、お金を多く払って良いサービスを受けたいと思っているが、それに応えるものがない。カメルーンのHealthlaneは公立病院の一部を借り受け、Rennovation。低CAPEXで高品質な医療を提供。病院は収入増。
関連記事:Healthlane HP、シード期の資金調達
4. Antara Health [アンタラヘルス] / Healthcare
慢性病は医療コストを大きく圧迫している。ケニアのAntara Healthは健康保険の付加サービスとして、アプリベースの健康指導を提供。AIによりナース1人で300人対応可。疾病の予見/予防によりコスト40%以上削減。米国同業のVirtaは既にユニコーン。
関連記事:Antara Health HP、Virta HP
5. Lami Insurance [ラミインシュランス] / Insurtech
アフリカの保険浸透率の低さはCAC(customer acquisition cost)の高さが要因の一つ。様々なDistribution channelから保険を販売するべく、保険システムを全てAPIベースで作ったのがケニアのLami Insurance。大手EコマースのJumiaと協業し、同社Walletから購入可能。
関連記事:Lami Insurance HP、Jumiaとの協業
6. Opay [オーペイ] / Fintech
アフリカスーパーアプリの急先鋒(だったの)がOpera子会社のOpay。モバイルマネーに始まり、Oride、Ocar、Ofood等様々なサービスを同時展開。しかし、$180mもの巨額出資を受けておきながら、ほとんどのサービスがうまく行かず停止。
関連記事:Opay HP、OPayのサービスOride・OCar・Ofoodの停止
7. Africa's Talking[アフリカズトーキング] / Software
アフリカスタートアップとしては老舗の2012年創業のAfrica's Talking。あらゆるSMS、USSD系のAPIを取り揃えるアフリカ版Twilio。10カ国、20以上の携帯会社のサービスをカバー。IFCも出資してる。
関連記事:Africa's Talking HP、IFCによる出資
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