KenzoYamaji/山路健造@たぶさぽ代表理事

1984年、大分市出身。西日本新聞社で記者職を経験後、2014年からJICA青年海外協力隊でフィリピン派遣。帰国後、認定NPO法人地球市民の会入職。2018年1月にサワディー佐賀設立。23年8月に「人とヒトの幸せ開発研究所」設立。一般社団法人多文化人材活躍支援センター代表理事。

KenzoYamaji/山路健造@たぶさぽ代表理事

1984年、大分市出身。西日本新聞社で記者職を経験後、2014年からJICA青年海外協力隊でフィリピン派遣。帰国後、認定NPO法人地球市民の会入職。2018年1月にサワディー佐賀設立。23年8月に「人とヒトの幸せ開発研究所」設立。一般社団法人多文化人材活躍支援センター代表理事。

マガジン

  • 人とヒトの幸せ開発研究所の仕事紹介

    地球市民の会、サワディー佐賀などで多文化共生事業に携わってきた山路健造が立ち上げた個人事業「人とヒトの幸せ開発研究所」の事業について紹介します。

  • NPO情報

    連携するNPOやこれまでお世話になったNPOなどの活動情報を紹介します。

  • 多文化共生社会実現への提言

    主に多文化共生関連のニュースについて、時にコラムで、時に解説記事で読み解き、多文化共生社会実現に向けた提言を実施していきます。 ※あくまで私見であり、委託先や助成先の機関・団体を代表した意見ではありません。

  • 山路健造プロフィール

    プロフィール関連記事をまとめています。

  • 現地で知る! ”生”の海外情報

    様々な国との関係をつくっていけたらと考えており、現地に出張したり、日本で暮らす外国人から聞いた、”生”の情報をお届けします。

最近の記事

  • 固定された記事

プロローグ~中国タクシー運転手の「友達」の言葉に~

 「俺たちはもう、友達じゃないか」  タクシー運転手の言葉に、準備していた人民元を、ギュッと握りしめ、ジーンズのポケットにしまった―。 初めての長期滞在で訪れた上海市  2004年3月、当時19歳だった私は中国・上海の復旦大学にいた。1年間、立命館アジア太平洋大学(APU、大分県別府市)で学び、1回生から2回生への進級の春休みを使い、APU主催の語学研修に参加していた。初めて家族以外との海外渡航、それも1ヵ月の長期滞在。  「中国語」には思い入れがあった。大学受験当時、

    • 読売新聞さんが紹介 クラウドファンディングへの道

       2024年最初の投稿になりました。本年もどうぞよろしくお願いします!  2023年12月からスタートしたクラウドファンディング「ウクライナ避難民が全国をキャラバンしながら平和の尊さを伝えたい」。読売新聞さんが紹介してくれました! 改めて、このクラウドファンディングで何を目指したいか、紹介します。 ウクライナ避難民初の非営利団体理事 今回、クラウドファンディングをするのは、私が代表理事を務める「多文化人材活躍支援センター」です。2か国以上の文化背景を持つ「多文化人材」が活

      • 【たぶさぽ活動日記】アンナ理事の全国行脚ならぬ「全国アンナ!」 12月より開催費用をクラウドファンディングで募集!

         11月25日は、多文化人材活躍支援センター、通称たぶさぽの設立を記念したオンラインセミナーを開催しました。日本初のウクライナ避難民理事、アンナさんと、代表理事である私、山路で、30分ほどで、たぶさぽの目指す社会や実施しようと考えている事業、そしてある重大発表をしました。その重大発表とは―? 日本初のウクライナ避難民理事・アンナさん  今回、理事として参画してくれたのは、ウクライナ避難民として2022年11月15日に来日したポジダイェヴァ・アンナさん。2000年代に、福岡で

        • 【11/25午後3時に緊急開催】オンラインセミナー「たぶさぽが目指す社会~避難民当事者だからできる支援を~」

           あす25日午後3時より、私が代表理事を務める一般社団法人多文化人材活躍支援センターの設立記念オンラインセミナー「たぶさぽが目指す社会~避難民当事者だからできる支援を~」をFacebookライブで配信します!  10月の法人設立を記念し、「多文化人材活躍支援センター=たぶさぽ」が目指す社会や今後実施する事業、また、ウクライナ避難民理事の紹介や、今後ウクライナ支援のために必要なことなどについて語ります。 「多文化人材」活躍の場を 多文化人材活躍支援センターは、2023年10

        • 固定された記事

        プロローグ~中国タクシー運転手の「友達」の言葉に~

        マガジン

        • 人とヒトの幸せ開発研究所の仕事紹介
          20本
        • NPO情報
          6本
        • 多文化共生社会実現への提言
          12本
        • 山路健造プロフィール
          3本
        • 現地で知る! ”生”の海外情報
          6本
        • 人をヒトとして好きになるために~多文化共生起業への道~
          5本

        記事

          【コラム】日本語教育にしっかりと投資を~技能実習見直しの育成就労案~

           2023年11月15日、出入国在留管理庁の「技能実習制度及び特定技能制度の在り方に関する有識者会議(第15回)」が開かれました。そこで、技能実習制度の見直しによる新制度の名称として「育成就労」が示されたとともに、残念な案が示されました。転籍可能が「2年以内」とされたのです  これの何が残念なのか。これまでの議論などとともに振り返りたいと思います。 「技能実習制度廃止」への期待 技能実習制度は、これまでこのような歴史をたどっています。 1991年 国際研修協力機構(JI

          【コラム】日本語教育にしっかりと投資を~技能実習見直しの育成就労案~

          非営利法人の広報 スタートはまずこれだけ登録しろ!3選

           2023年10月24日、ウクライナ支援や外国人材受け入れなどの事業に取り組む「一般社団法人多文化人材活躍支援センター(たぶさぽ)」を立ち上げました。  もちろん、まったく法人の知名度はゼロ。今後、いろいろと講演会を開いたり、様々な営業をして言ったりなど、ブランド化を図っていかなければいけません。しかし、いきなりは難しい…。まずは、お金をかけずに広報できるツールへの登録をおススメします。 プレスリリースの非営利プログラムを 私は、元新聞記者です。メディアの影響力の強さは、

          非営利法人の広報 スタートはまずこれだけ登録しろ!3選

          一般社団法人を立ち上げました! 多文化人材活躍支援センター=『たぶさぽ』です! ウクライナ避難民当事者目線の活動を

           2023年10月31日、申請していた一般社団法人が登記完了しました。「一般社団法人多文化人材活躍支援センター」という名称です。「多文化人材+サポート」で、愛称は「たぶさぽ」。  法人には、ウクライナ避難民であるアンナさんが、理事として参加してくれました。日本に来たウクライナ避難民が当事者として立ち上げた団体は、2022年2月の侵攻開始後ではおそらく初めてではないかと考えています。めざすべきミッションは「誰もが活躍して輝ける社会に」。ウクライナ避難民のみならず、2つ以上の文

          一般社団法人を立ち上げました! 多文化人材活躍支援センター=『たぶさぽ』です! ウクライナ避難民当事者目線の活動を

          ちくご川コミュニティ財団にジョインしました! 休眠預金事業のプログラムオフィサー補佐を担当します!

           2023年10月23日、新たな一歩を踏み出しました。一般財団法人ちくご川コミュニティ財団で、正式にプログラムオフィサー補佐として走り始めました! この日、同財団が、⼀般財団法⼈⽇本⺠間公益活動連携機構(JANPIA)より、国の休眠預金等活用法に基づく助成事業「困難を抱える家庭を取り残さない仕組みづくり-⼦ども若者とその家族のためのコレクティブインパクト-」の実行団体の公募を開始。私は、個人事業主として同財団の契約職員となり、同事業のプログラムオフィサー(PO)補佐として働き

          ちくご川コミュニティ財団にジョインしました! 休眠預金事業のプログラムオフィサー補佐を担当します!

          7回目のタイフェスティバルinSAGAは10/21、22です! 会場でお会いしましょう!

           私が、タイや多文化共生に関わるきっかけになったのが、タイフェスティバルinSAGA(2017年スタート時はタイフェア)でした。毎年、ブースを出し、タイ料理を提供したり、文字や文化などを学ぶブースを出したり、このイベントシーズンは忙しくしておりました。  今回は、7回目にして初めて「協力団体」から、タイ人グループ「サワディー佐賀」は離れ、いったん、参加者目線でイベントを楽しみたいと思います!  担当のブースはありませんが、21日、22日と会場をうろうろしていると思います!

          7回目のタイフェスティバルinSAGAは10/21、22です! 会場でお会いしましょう!

          いつ1000万人を超える?~2023年6月末で在留外国人322万人~

           出入国在留管理庁は2023年10月13日、同年6月末現在の在留外国人数を発表しました。前年比14万8,645人増の322万3,858人で過去最多となったことは、周知のとおり。リーマンショックや東日本大震災、新型コロナウイルス感染症の拡大級の事案が起きない限り、人口減が続く日本では在留外国人数は毎年最多を更新し続けていくのは、疑いようのない事実だと思います。大事なのは、その伸び率。そして、約3倍となる1000万人を超えるのはいつか。あらゆる数字から考察してみました。 7~8

          いつ1000万人を超える?~2023年6月末で在留外国人322万人~

          佐賀が練習拠点の久光スプリングス タイ出身・チタポーン選手を応援しよう!

           佐賀県鳥栖市に拠点を持つ『女子バレーボールV1女子の久光スプリングス』に、タイ出身のチタポーン・カムランマーク選手(ニックネーム・ユイさん)が加入しました! ぜひみんなで応援しましょう! 久光スプリングスとは? 久光スプリングスは、サロンパスなどで世界的に有名な久光製薬鳥栖工場のバレーボール部として、1948年に創部。バレーボールの最高峰であるVリーグが1994年に発足した際に「久光製薬スプリングス」(2020年に久光スプリングスに改名)としてスタートしました。ロンドンオ

          佐賀が練習拠点の久光スプリングス タイ出身・チタポーン選手を応援しよう!

          【コラム】地球沸騰化時代とサルの出没

           最近、北部九州であるニュースをよく目にするようになります。  それは、サルの出没情報です。  福岡県那珂川市では、男児がサルに噛みつかれるという事件も起きています。  このニュースを見て、ある言葉が頭をよぎりました。国連のグテーレス事務総長が発した「地球沸騰化の時代」という言葉です。 佐賀で広範囲に145回の出没 佐賀県には「防災ネット あんあん」という、防災情報や防災情報、火災情報などが流れてくるアプリがあります。外国人への災害情報の発信なども担当しているので、私

          【コラム】地球沸騰化時代とサルの出没

          タイ・バンコクの夜の楽しみはもうこれだけでいい! たった一つのおススメ

           タイ・バンコクには、様々な夜の娯楽があります。タイマッサージやタイビール、タイ料理など、本当に多種多様です。ただ、今回、とても良い経験ができました。その「一つのおススメ」とは? バンコクの夜景を楽しむならば バンコクの夜の楽しみ、それはルーフトップバーです!  2023年8月のタイ渡航の際に、ルーフトップバーに行ってきました! 実は、今回が初めてではなく、2016年7月に初めてタイに行った際に、バンコクに駐在していた中学の同級生に連れられて行ったのが最初。  その時行

          タイ・バンコクの夜の楽しみはもうこれだけでいい! たった一つのおススメ

          記者から青年海外協力隊へ

           2014年10月7日。この日は、私の人生でも大きな節目となった。JICAの青年海外協力隊として、フィリピンに派遣された日だった。  大学を卒業してから、私は西日本新聞社で新聞記者をしていた。博多、筑豊(福岡県)、佐賀と担当し、とても貴重な経験を7年半させてもらった。様々な出会いや課題、面白いネタもあり、充実した日々ではあった。もちろん、そこそこ給与などの待遇面も良かった。  それがなぜ、ボランティアである青年海外協力に飛び込んだのか?  それは、佐賀での人との出会いが

          ”不登校気味”の少年と英語

           不登校児童生徒数 が299,048人―。2023年10月4日、日経新聞など各紙が報じた文部科学省調査の数字に、胸の奥が、キュンと、締め付けられた。  私も、小学校の時、不登校”気味”だったからだ。 入学式後に大号泣 引っ込み思案の性格 小学生に上がったときは、引っ込み思案の性格だった。小学校の入学式後には、母親とはぐれて大号泣。おそらく、同級生の中で最速で、校内アナウンスを通じて母親が呼び出された。何かを自分で判断するのが苦手。「あんたは指示待ち症候群ね」と言われたのを

          ”不登校気味”の少年と英語

          【コラム】課題”緩和”という考え~ソーシャルインパクトへのプレッシャー~

           先日出た研修で、良い言葉と出合ったので共有します。それは、「課題”緩和”」という言葉です。あれ、非営利なのに、「課題解決」しなくていいの?という疑問はごもっとも。国連のSDGs(持続可能な開発目標)でも「誰一人取り残さない」とうたっています。でも、「緩和でも良い」と言われると、少し肩に力を入れることなく、課題解決に迎えると思ったのです。その理由とは? NPOが求められる「ソーシャルインパクト」 NPOで働いていると、近年、「ソーシャルインパクト」という言葉をよく耳にするよ

          【コラム】課題”緩和”という考え~ソーシャルインパクトへのプレッシャー~