[ちょっとしたおしらせ] ケンヨウ、ZINEはじめたってよ
たぶん誰も気にもしていないだろうと思いますが、今年のはじめの投稿で、ひっそりとしめやかに宣言したこと。あれからずいぶんと時が経ってしまい、当初の予定である春は過ぎ、いつも以上に暑い今夏、ようやく宣言していたZINEが出来上がりました。
先日の投稿で一応のお知らせをさせていただきましたが、販売窓口の方の準備も整いましたので、改めてお知らせいたします。
僕が、初めてnoteへ投稿したのは、40歳を目前とした2019年の8月でした。そこから「毎週火曜日の投稿」という勝手気ままなマイルールだけ設けて、詩やエッセイ、ショートストーリーを書き続けてきました。
現在は、以下の3つのマガジンで投稿しています。
1. 「ケンヨウの階層」→エッセイやなんとなく自分のことを中心とした文章の投稿
2. 「すこし詩的なものとして」→特に形を成さない「詩」の投稿
3. 「コトバでシニカルドライブ」→ショートストーリーのようなフィクション的な文章の投稿
ほぼ毎週火曜日の更新だけはなんとか守りつつ、書き上げたものを見返してみると、なんとも雑然とした文章群で、改めて自分の文章力のなさに辟易としながらも、締め切りだけは守ってきたことにちょっと自信を持ったり。けれども、こうして書き続けたものがあるのだからと、今年のはじめにZINE制作に思い当たりました。そして、此度のZINE制作にあたり自分らしい本はどうやったらいいかを考えたとき、どうせ書き手も編集者も自分なのだから、自分自身を描いた文章だろうということに辿り着きました。「ケンヨウの階層」に書き溜めたエッセイと新たに書いたものを合わせたものが、今回出版したZINEを構成しています。
ZINEの概要
タイトル:避雷針
判型:B6サイズ (文庫本よりすこし大きなサイズ)
ページ数:96ページ(表紙含め100ページ)
著者:セキモトケンヨウ
今回の制作にあたり、ペンネームであるケンヨウだけでは、なんともさみしいのでフルネームでの表記にしました(セキモトケンヨウ)。デザインは、DTPも含めDIYなのですが、これらデザインワークについては、格好つけて「STUDIO NEIN」という名義(別人格)を参入させました。
今回、BOOTHにてネットショップをオープンしました。こちらからお求めいただけます。
価格は1200円(+送料180円 *郵便料金改定のため10月より210円になります)です。少数ロットの自費出版ですので、すこしお高めになってしまいました。ごめんなさい。
内容について
先述の通り、エッセイを中心に17編のお話で構成されています。僕の記憶の中で生き続けている、人だったり出来事だったり、うれしさやかなしさ、などなどだいたい1500〜2000字程度のエッセイ群です。
これまで、自分の言葉を本にしてみようとは思いもしませんでした。でも、ここ数年さまざまな人たちが、自らの手で本を作っている姿を見て、自分もやってみたいという気持ちがあふれてきました。 だから、これまでの淡々と過ごしてきた日常の中に、自分自身に対する波風を立てる意味で、この冊子(ZINE)を作りました。 ここに書き記した話は、日頃の思いや経験など私自身に関することです。40代も半ばとなり振り返ってみると、これまで、何もない人生だなと思ってきた自分の中にも、実は小さな運命的な出来事が散らばっていることにおどろきました。 思い出が単なる思い出ではなくなり、すこし錆びつきながらも、鈍く光はじめたような感覚です。そして、ここまで雷に打たれないで生きてこられたのも、これらの出来事が、避雷針のように守ってくれたからかもしれません。
最後に
今回の初版の特典として、クラフト用紙のブックカバーとしおりをセットにしてお送りいたします。 今回つくった冊子は、持ち運ぶにはよいサイズなのですが、どうしてもバッグなどに入れたりすると角が折れたり、紙に加工はしていないので、汚れたりするのではないかと思い、ブックカバーを作りました。また、いつでも続きが読めるよう、しおりも制作しました。 お送りする際には、ブックカバーをして、しおりを挟んでお届けいたします。 ぜひ活用してもらえればうれしいです。
ブックカバーとしおりには、僕の好きなウィリアムモリスの言葉を添えて。
“The true secret of happiness lies in taking a genuine interest in all the details of daily life.”
(幸せは、日常生活の些細なことにも興味を持つことから生まれる)
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。勢いだけでここまで作ってしまい、出来上がったZINEが手元に届いた時はうれしかったのですが、売ることまで考えてなく、今絶賛おののきながら進めています。まずはネットでの販売からはじめ、いずれは文フリやZINEフェスなどイベントに出展できればいいなと思っています(人見知りなのでここのハードルは大きい)。今回の冊子を作るにあたり、何人もの友人や知人が相談に乗ってくれたり、応援してくれました。改めてありがとうございます!
また、すこしでも多くの方に読んでいただきたいと願いつつ、よろしくお願いいたします。ご質問などあれば、いつでもお声がけください。
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