陸路国境越えは若いうちに一度やっておくべき

「若いうちに何かやっておくべきことはありますか」と訊かれたら、たぶん僕は「陸路で国境を越えること」と答えるでしょう。
もちろん日本ではできないので海外になります。
ただ、ユーロ圏内だとあまり意味がありません。
ユーロは陸路での移動が自由なので、電車乗ってて気が付いたら国変わってたということになります。
近場だとやはり東南アジアになりますかね。

個人的にはタイーカンボジアで陸路国境越えを行ったことがあります。
バンコクからバスに乗って国境へ向かい、カンボジアに入ってシェムリアップまで12時間ぐらいかけて行きました。
入国審査を終え、歩いて国境を越えるとき、同じ大地、同じ空なのに一歩進んだら違う国になるというのがとても不思議な感覚でした。
今でもその感覚ははっきりと覚えています。

陸路国境越えを経験すると、なんとなく海外の紛争みたいなのも想像しやすくなります。
そもそもが境界も何もないところに無理矢理線を引いただけなので、そりゃもめるわな……と。
ちなみに、なんで「若いうち」かというと、単純にしんどいからです。
僕は20代で経験しましたが、それでもめちゃくちゃしんどかったです。
もう二度とできないだろうなと思っています。

海外旅行も解禁になってきたので、興味ある人は一度やってみてください。
感動はしませんが(むしろがっかりするかも)、後に残る経験になると思います。