【野火】 映画レビュー
こんにちは。毎日note更新を続けているKenyaです。
映画レビューシリーズの第3弾。
野火という戦争ものの映画です。
前回のフューリーに続き戦争系の映画ですが、戦争映画は毎回考えさせられることが多く、映画から伝わるメッセージ性が大きかったです。
※グロいシーン多めで割と閲覧注意※
でもこれくらい視覚的にショッキングな映像で作る方が、より戦争の悲惨さ残酷さが伝わると思う。
第二次世界大戦末期のフィリピンのレイテ島
ストーリーは、WW2末期のレイテ島で、敗戦色濃厚な日本兵の話です。
僕自身フィリピンのセブ島にいたこともあり、身近な島で実際に起こった話です。
それも今からたった70年前くらいの話で、今からでは考えられないような現実を突きつけてくる映画になってます。
アメリカ兵はほとんど出てこず、日本兵の飢えに苦しむ様子や、感染症などの怖さを訴えてくる内容が作中にはよく描かれていた。
死ぬも地獄、生きるも地獄
人間ってそんな簡単に死ぬことができないんだなー。
と、この映画を観て感じた。
飢えに苦しむくらいなら死んだほうがいいと、日本兵が思っていてもなかなか死ぬことができず苦しみだけが毎日続いていく。
食べ物も腐ったようなイモを食べてしのいでいく毎日で、いつアメリカ兵に殺されるかわからない中生きていくのは、これこそ生き地獄だと思う。
まして、周りには日本兵の屍があり生きた心地もしないだろうな、、、
良くも悪くも、この映画では戦争の本当の惨さをリアルに表現している。
日本兵のほとんどが飢えや感染症で戦死していったと思い知らされた。
今、いきていることに感謝すべき
戦争の残酷さを伝えているだけではなく、現代の人に向けてメッセージ性があると感じました。
それは今生きている幸せに感謝しなさいということ。
現代の日本人は飢えで苦しむこともなければ、感染症だって病院ですぐ治療できる時代です。
特に飢えに関して考える場面が多かった。
お腹がいっぱいになれば、何の罪悪感もなく平気でご飯を残したりしているが、この映画を見れば、1つのご飯粒さえ無駄にせず完食しよう、と思うようになります。
もし、興味がある人は鑑賞してみてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
戦争はほんまにあかん。
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