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猫好きの先駆け!?映画『ルイス・ウェイン 生涯愛した妻とネコ』

猫がこんなに出てくる映画は珍しいです。
主人公のよき友人でもある猫で重要な役柄でした。猫に社会的な地位を与えたともいわれているようです。人が猫好きになったのはこの方のおかげなのでしょうか?感想を綴ります。

サムネイル画像出典:https://mvtk.jp/Film/078503

あらすじ
イギリスの上流階級に生まれたルイス・ウェイン(ベネディクト・カンバーバッチ)は、父亡きあと一家を支えるために、ロンドンニュース紙でイラストレーターとして活躍する。やがて、妹の家庭教師エミリー(クレア・フォイ)と恋におちたルイスは、身分違いだと大反対する周囲の声を押し切り結婚するが、まもなくエミリーは末期ガンを宣告される。庭に迷い込んだ子猫にピーターと名付け、エミリーのために彼の絵を描き始めるルイス。深い絆で結ばれた“3 人”は、残された一日一日を慈しむように大切に過ごしてゆくが、ついにエミリーがこの世を去る日が訪れる。ルイスはピーターを心の友とし、ネコの絵を猛然と描き続け大成功を手にする。そして、「どんなに悲しくても描き続けて」というエミリーの言葉の本当の意味を知る──。

https://filmarks.com/movies/85472

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風変わりな役柄を演じるベネディクト・カンバーバッチ

主人公のルイス・ウェインは上流階級に生まれ、学もありますが、ちょっと変わりものです。趣味で電気の研究をして、自分の説を披露することもあります。絵は上手ですが、金銭感覚があまりなく、本が売れても貧乏という始末です。

人と適度な距離を保つのが難しいらしく、妹とぶつかったり、後に妻になる家庭教師とも不和がありました。
その不自然さを表現するベネディクト・カンバーバッチの演技がとてもよかったです。ちょっとずつ老いていく様子が演じ分けられ、喜怒哀楽が表現されていました。

猫のピーター

猫のピーターは、主人公とその妻が幸せなときに見つけました。
雨の庭で泣いているのを見つけ、一緒に住み始めます。不思議な縁ですね。
家族の一員となって、主人公の心の友人になります。
そこから猫の絵を描き続けて、人生が変わります。ピーターとの出会いが主人公の人生に大きな影響を与えています。

あらすじにもありますが、妻の「どんなに悲しくても描き続けて」という言葉は最後まで見ると刺さりますね。

猫好きの方には是非見てほしい作品でした!

最後まで読んでいただいた方、ありがとうございました。

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