「最近眠れない」という友人の話を聴きながら考えた宝くじ当選の危険性

友人とLineのやり取りをしておりました時に、「最近よく眠れない」という話がありました。

そこで、次に友人と会った際に、「最近、あまりよく眠れないんだって?」と話題を振ってみたところ、どうやらその原因は引っ越したことにありそうだ。というあたりを付けることができました。

住環境が変わることはやはりそれなりのストレスとなり、ストレスは不眠にとって大きな脅威であるという話はよく聴かれるところだったからです。

実際に、同居する高齢の親を思ったからこそ、住まいを建て替えた、あるいは引っ越ししたのに、逆に親の認知症が悪化してしまった、あるいはうつになってしまったという話もあります。

住み慣れた環境が変わるというのはストレスとなることは容易に想像できることと思います。

そのことを裏付ける研究も存在しまして、ホームズ・レイのストレス評価尺度によりますと、住環境の変化は高得点、つまり、ストレス要因となりえることが示されています。

ホームズ・レイの尺度を示しながら友人にそのことを伝えたところ・・・、「原因がわかってよかった。ところで、そのストレスにはクリスマスなんてものもあるんだ?不思議だね。」という反応がありました。

何故、クリスマスも?むしろ喜ばしいことではないか?

確かにそうなのですが、クリスマスとてやはり非日常と言いますか、それなりの心理的インパクトがあるものです。

離婚がストレスとなりえるのは納得し易いことと思いますが、実は結婚も評価尺度には挙がっています。

失業は当然ありますが、実は昇進も挙がっています。
昇進については、昇進うつなどという言葉も一般的になってきていますので、ご納得いただけるのではないかと思います。

さて・・・・、そういう意味で・・・、と、言うことは・・・・。

そうです。宝くじの高額当選も見事に該当することでしょう。

クリスマスなどとは比較にならないほどの心理的インパクトです。つまり、宝くじの高額当選によって、大きなストレスとなり、心理的バランスを崩し、不眠やうつなどが誘発される可能性は大いに考えられるというわけです。

さて、いかがでしょうか。
宝くじは夢を買う?確かにそれは言えるかもしれませんが、間違いなく同時に大きなリスクも買っているということになるのです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?