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無収入フリーランスの自己肯定感を上げていく

ジョージアという異国でフリーランサーになろうとして1ヶ月が経ちます。この2ヶ月間、収入がないため貯金を切り崩す日々を送っています。

本当はもっと節約をしていきたいけれど、仲良くなった外国人との会食やお世話になった友人とのお別れ会など食事の場が相次ぎ、ついつい出費がかさんでしまっています。

日に日に減っていく銀行口座の残高を見るたびに、先行きを感じて不安な気持ちに襲われます。

加えて、フリーランスとして地盤を固めるには時間がかかります。

僕は前職とは異なる職種に挑戦しており、案件の獲得よりも勉強を優先していることから、前職からいただけるような仕事はありません。本当にゼロからの挑戦となっています。

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そんな日々を送っていると、しばしばネガティブ思考に陥ることがあります。

一人前になって仕事をできるのか、この先の人生どうなってしまうのか。

じゃあ目の前の作業に集中しようとか、理想から逆算してやることを考えていこうとか、打開策はある程度わかっています。

しかし、ネガティブな気持ちは無意識的に起こるため、自分の中でのコントロールが難しいものです。最近は嫌な夢を見ることが増えてきました。

そういった状況で自分を救ってあげられるのはこの自分です。人に頼るのも悪くはないけれど、自分の人生に一番責任を持てるのはこの自分。自分で自分の機嫌を良くしていくしかありません。

そこで必要になってくるものが自己肯定感だと思います。

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僕は真面目で不安症な性格です。そして自己肯定感はとても低いと思っています。

今までいろんなことに挑戦してきたけれど、根本の性格は変わりませんでした。

ネガティブ思考に陥るのはこの性格が大きな要因になっていると思っています。性格が変わらないなら、せめて自己肯定感を上げるための努力は必要だと思っています。

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世界に出るといろんな人たちに出会います。

人にはそれぞれの人生があり、それぞれの使命を抱えて生きています。仕事をしている人もいれば、仕事をせずに街中で曲に合わせて踊って小銭を稼いでる人います。

今滞在しているジョージアは日本よりも貧しい国で、国民の大半は日本人の給与の半分以下で生活しています。そういった状況を目にすると日本人がとても裕福で恵まれている国民だと実感します。

歴史を紐解いていくと、日本には長く独立した歴史があり、文化や経済で独自の発展を遂げてきました。

その技術力やそれに基づく経済力は世界でも相当優れており、今でもGDPランキングは世界3位、アジア唯一のG7参加国として君臨しています。

ジョージアでも日本の家電や自動車を頻繁に見かけるし、若者の間では日本のアニメや漫画が広く知れ渡っています。

ジョージアを始めとした貧しい国の人たちを労わる気持ちも大事だけれど、恵まれた国民として生まれてきたことをもって実感し、認識していく必要があると感じました。

それが自己肯定感を高める行為です。

加えて、そもそも霊長類と呼ばれる人間として生まれてきたこともそう。今生きているのもそう。

「人間として生まれて幸せだ!」と実感するのも、「今生きている!息している!」と実感して認識することも自己肯定感を上げるために必要なことなのだと思います。

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もちろん仕事で成果が出て、収入が上がり、他者から信頼を獲得することも自己肯定感を上げる行為です。

しかし、その時がいつになるかわからないし、環境にも左右されるため、絶対的なものではない不規則要因が多くあります。

今この瞬間に自己肯定感を上げるためには、自分の置かれている立場をとことん追求して、自分にとって恵まれていることを認識していくことが必要だと思います。

自分に対して優しくし大切に守ってあげることで、少しでも楽しい人生が送れると思うし、ポジティブな気持ちを持って作業に取り掛かれると思います。

自分の力で自己肯定感を上げて行くために今日もあらゆることを認識し、感謝していきたいと思います。


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サムネイルの場所はMother Armenia Statue(エレバン)

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