誘いを全て受け入れて生活してみる
連日、釜山は快晴が続き、猛暑の日が続いています。
日本に比べたらまだそこまで暑くはないけれど、それでも30度を超える日はやはり汗がしたたります。
釜山に来て2週間が経ちました。
ここではボランティアをしながら生活しています。ナイトクラブや民泊物件のオーナーを務める人に付き添って、掃除をしたり、接客をしたり。
彼はなかなかの敏腕です。いくつものビジネスを並行してやりつつ、DJをやりつつ、とにかく楽しんでお金を稼いでいる印象があります。
そんな生活には、自由な時間も多くあります。そのため、部屋にこもって作業をしたり、街に出て観光をしたり、思い思いに過ごせています。
とは言え、残り数日。今週末でもう韓国離れてしまうため、寂しさも感じ始めてきました。
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釜山に来た時、自分の中でひとつ決めた事がありました。
それは「誘いを全て受け入れる」こと。
ご飯のお誘い、イベントのお誘いなどなど。自分のやりたいことを一旦後回しにして、そこに全力で乗っていこうと。
ご飯であれば、なんでも食べるし、なんでも飲む。イベントであれば、なんでも楽しむ。
人間みんな、生活の中で自分なりのルールをつくっているかと思います。
僕であれば、朝は早く起きる、食事は16時間断食をする、お酒は飲まない、など。
もちろんこれらはより良く生きる上では、とても良いことです。
しかし、せっかく釜山に来て、敏腕オーナーの元で生活できるんです。この人のことを知りたいと思いました。
そのため、多少無理をしてでも(そもそも無理だと思わないように)この人からの誘いには全て首を縦に振ろうと思いました。
また、ボランティアには他にもメンバーがおり、その人たちとも仲良くなるためにも誘いには乗っていこうと思いました。
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オーナーはよくご飯に連れて行ってくれます。
今生活している釜山の海雲台(ヘウンデ)には、多くの飲食店があり、韓国料理を中心にいろんなものを食べさせてもらいました。
僕はもともと辛いものがとても苦手でした。すぐに口の周りがヒリヒリしてしまいます。だから、これまでずっと辛いものを回避する生活を送っていました。
しかし。せっかく韓国に来ているから、食べないともったいない。辛いものには何度も挑戦しています。
おかげでだいぶ食べれるようになりました。今では好んで辛いものを注文できるようにもなったし、キムチが大好物になりました。
僕は宗教上の理由も、アレルギーもないため、好き嫌いさえしなければなんでも食べることができます。
この恵まれた環境を実感するためにも、やはり苦手なものも克服することが大切だと思いました。
オーナーは韓国人のため、辛いものは大好物です。先日、キムチチゲをみんなで一緒に食べた時、とても楽しく食べれました。確かにとても辛かったけれど、克服して良かったと心から思いました。
加えて、オーナーはイベントにも誘ってくれます。
先日、オーナーに誘われてボートの旅に行きました。しかし、この旅は先のことを何も伝えられていなく、不明瞭な旅だったため、断ることもできました。
しかし、これも何かの運だと思い、誘いに乗ったところ、トラブルも重なりとても不思議な旅になりました。
このようなちょっと過酷だけど、貴重な体験をしたことで、オーナーとも仲良くなれたし、信頼感を持ってもらえるようになりました。
僕自身、無理しているつもりはなかったけれど、それが逆にちょっと過酷な状況も乗り越えられる術だと思いました。
その他にもいくつか誘いに乗ってみました。こうして、貴重な体験ができるのも、自分で絶対に受け入れるというスタンスを作ったからです。
他のボランティアのメンバーと夜な夜なバーを巡ってみるなど、違った楽しみ方もできています。
改めて良い人たちに囲まれて、良い体験ができていると実感できています。
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こうしていろんな誘いに乗ってみると、自分の中で殻が破れる感覚があります。
新しいことへの挑戦は不安なことばかりだけれど、あえてその状況を認識しつつ、挑戦してみます。すると、今までとは違った景色が見えてきます。
この感覚が楽しいし、生きている実感となります。
僕は3年ほどお酒を控えていましたが、韓国に来てからそのルールも無くしました。(ただし、飲みすぎてはいない)
お酒を飲まない自分にも慣れてきたため、また違う景色が見たいと思ったからです。
今年ももう半分が過ぎ、改めて今年の年初に立てた目標「プライドを捨てる」を意識してみました。
自分の中で保守的な部分を崩していく。それは不安だし、怖いものです。
しかし、それを乗り越えると、今までとは違う新しい感覚をおぼえることがあります。これが楽しい。
これからも誘いには乗りつつ、もっと開放的に過ごしていきたいと思いました。
そんな釜山の生活もいよいよ終わりに近づいてきました。
僕のことは以下の記事で紹介しています。
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また次回の投稿までお元気で。
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