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140文字小説:男子三日合わざれば

一週間の出張が終わり、久しぶりに我が家に帰る。

玄関の扉を開けるやいなや、息子がミサイルのように股間に着弾した。

たかが一週間、されど一週間。

男子三日会わざればなんとやら。

増えた語彙、上手くなった歯磨き。

ちょっとした浦島太郎気分だ。

腰が痛いのは玉手箱のせいか、君が少しだけ重くなったのか。

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