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日曜の昼間に集まって3時間、初対面の野球好きの方々と、野球について語らう #BaseBallTALK

そんなわけで完敗を通り越し、むしろ善戦した感すら残る衝撃の日本シリーズとなった。

っていうスポーツ報知朝刊の日本シリーズ総括が的を射すぎていて、頭から離れないまま10日あまり。


野球好きによる、野球好きのためのイベントに参加してきました。


発起人は、最所あさみさんと虫明麻衣さん。

...だからなのか、当日の参加者にヤクルトファンが多すぎて、巨人ファンのぼくとしてはかなりアウェーな状態に。(最所さんと虫明さんはヤクルトファン)

まさかここ東京でビジター気分を味わえる日が来るなんて、思ってもみませんでした。


会場に着くと、イベント開催にあたってファナティクス社さんがお貸ししてくれた(最所さんと虫明さんがお借りしてくれた)、日米の貴重なユニフォームがズラリ。(ファナティクス社さんは、ユニフォームの製造企業)

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あと会場の入口では、各球団のカラーを模した特製ドリンクが用意されていて、本番が始まる前からもういろいろ楽しい。


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ジャイアンツカラー。好きな番号のシールを選んで、ぜひカップに貼ってください!って言われたんだけど、なぜか今季空き番の『7』にしてしまった。長野.......


イベントは『今年の個人的三大事件をそれぞれ振り返ろう!』がテーマということで、まずは最所さんと虫明さんがトーク形式で、それぞれの三大事件を振り返りました。

トーク中のお二人の写真を撮りそびれたんですが、最所さんの『私は菅野の勝利の女神だけど、プライベートの女神の座は奪われた』が一番面白かったです。


お二人のトークのあとは、参加者の内の希望者8名+飛び入り1名の計9名が、1人3分の持ち時間で『個人的三大事件』を振り返る、、、予定だったんですが、参加者一人ひとりの熱量が高すぎて、3分以内に収まってる人は誰もいなかったです。


あと、ぼくが最初このイベントに申し込んだとき、ほぼ男しか来ないんだろうなあと思ってたんですが、蓋を開けみたら、実際の男女比は5:5くらいでした。

わざわざ日曜日の昼間から集まって野球を語りたい女性って、世の中にこんなたくさんいるのか...!というのが、今回のイベントを通しての発見のひとつ。


ちなみにぼくも発表したので、簡単に三大事件をまとめておきます。

①宮本投手コーチ:マウンドを荒らしたれ!

今年の9月14日、巨人はブルペンデ―作戦で先発に沢村を立てました。入団当時は先発をしていた沢村ですが、今季はリリーフメイン。沢村から『先発は緊張する』との声を聞いた宮本コーチは、沢村に普段どおりの環境を提供するため、1回の表に守備へ向かう野手陣へ向かって、珍司令。それが『マウンドを荒らしたれ!』。

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沢村が来る前に、マウンドを荒らす巨人先発野手陣。
(画像:https://www.nikkansports.com/baseball/news/201909140001058.html)


そうして試合終盤のマウンド状況を再現。

普段通りの状態だったマウンドに上がった先発の沢村は、3イニングを投げ被安打0、6奪三振のパーフェクトピッチング。

宮本コーチの『選手への配慮』が顕著に出たシーンでした。


②阿部慎之助:2人だけのシャンパンファイト

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(画像:https://hochi.news/articles/20190924-OHT1T50081.html

岡本は入団以来、優勝の経験がありませんでした。

しかし、ビールかけに恋い焦がれる。

そのことを岡本が去年のシーズン開幕前に阿部へ相談すると、阿部が『じゃあ公式戦でHRを打ったらビールかけをしてやるよ』とのこと。

実際に開幕2戦目で岡本がHRを打つと、東京ドームのお風呂場へユニフォーム姿のまま直行。

阿部は岡本の頭に、シャンパンをかけまくったそうです。

阿倍のチーム思いや後輩思いな一面が垣間見えた、いい話でした。


③坂本勇人:おれになにしろって話だよ

これはTV番組『SPORTSウォッチャー 〜巨人5年ぶりVは…密着200日坂本語る進化と結婚〜』中に出てきた言葉なんですが。


番組スタッフが坂本に対して、坂本がキャプテンに就任して以来、巨人が優勝してないことを触れたときに、坂本の放った言葉が『実際おれになにしろっていう話だよって思うこともあるからね』でした。

続けて、『じゃあ違う人がキャプテンで優勝してるのかって話になるやん。そんな甘い世界じゃないからね』


このコメントが出てきた背景としては、たぶん2つあって、1つがスタッフも言及したように、坂本がキャプテンに就任して以来、巨人が一度も優勝してないこと。

そして2つ目は、坂本個人の成績としては、優勝してなかったこの4年間、とても良かったということです。

一見、すごい無責任な言葉にも聞こえるんですが、実は日本ハムの栗山監督も、著書『稚心に去る』で、同じようなことを言っていました。


坂本も栗山監督も、共通して言っているのは『野球はそんな単純なものではない』ということ。

どうやって勝てるのか、どうやって優勝できるのかを考えに考え抜いて、徹底的にやりきった人しか口にすることができない言葉だなと思いました。

坂本のこの5年の苦悩が集約された言葉だなと思い、個人的三大事件にランクイン。

今年優勝できて、本当に良かった。

来年こそは日本一!!!


9人のプレゼンの後は、写真撮影タイム。

バリエーション豊かなユニフォームに加えて、プロのカメラマンさんも来られていて、この即席撮影会が、これまた盛り上がった。。。

ぼく以外で唯一の巨人ファンの方と、ツーショットを撮っていただいたので、できあがりが楽しみです。

プレゼン後の懇親会(兼写真撮影タイム)では、ビジネス系のセミナーや講演会後の懇親会だと、『どんなお仕事されてるんですか?』から始まるテンプレートな質問で5分10分を費やすのですが、今日は野球という属性でくくられているうえに、着ているユニフォームで推しの球団と選手がひと目で分かります。

何段階かテンプレの質問をすっ飛ばして、比較的早めに踏み込んだ会話へ行けるので、


イベント終了後に今日会った方たちとバッティングセンターへ行きました。

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『せっかくなんでこのあと飲みに行きませんか?』ではなくて、『せっかくなのでこのあとバッティングセンターへ行きませんか?』が、さすが野球好きによる野球好きのためのイベントだなと思いました。


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お互いに打撃シーンを撮りあうなど


性別も年齢も、職種もバラバラ。

というか、イベント中に尋ねてすらいません。

知っているのは、お互いに『野球が好き』ということ、ただ一点。

でもその一点でここまで温かくて熱い場ができるって、『好き』っていいなと思いました。


兵庫の実家の周りには阪神ファンしかいなくて、肩身の狭い思いをして巨人を応援してきました。

東京に来たら安泰だなと思っていたんですが、ウカウカしてられないなというのが、今回のイベントを通しての、また別の発見です。


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