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「子ども向け」のYouTube動画はなくなる?

きのうまで3回にわたって、人気YouTuber・ラファエルさんの著書『無一文化らのドリーム』の感想を書いてきました。

第1回 「仮面YouTuber」の強み
第2回 今はまだ見つかっていなくても
第3回 ビジネスにおいて「カッコ良く」「セクシー」であることは、ひとつの武器になる


たぶんあと1回この本の感想を書こうと思っているんですが、その前にきょう観たラファエルさんの動画がとても面白かったので、それを先に取り上げます。

面白かった動画は、コチラ。


たぶん、『子供は見るな!』っていうタイトルだけだとなんのこっちゃかよくわからないと思うんですけど、実際に観てみたところ、どうやらこれから、子ども向けYouTube動画に広告を貼ることが難しくなるとのことでした。


▼参考記事


▼こちらが元リリースですかね


どうして子ども向けの動画に広告を貼るのが難しくなるのかというと、一言で言えは『子供には購買力がないから』です。

つまり、広告主はお金を払ってYouTubeに広告を出しても、全然売上につながらないんですね。


YouTube側としては、広告主からの広告掲載料が収益の柱なので、売上に結びつかないからと言って広告を載せるのを止められてしまうことは避けたいです。

そのために、子ども向けのコンテンツを配信しているクリエイターには、自己申告的に『自分の動画は子ども向けです』と言って欲しいという旨のリリースでした。

このリリースに対して、主に子ども向けの動画を配信しているYouTuberから、否定的なコメントがあったようなんですが、ラファエルさんはそれに対して動画内で『そんなの、始めから分かってたことやん』と一刀両断。


一見、非常なコメントかもしれませんが、ラファエルさんの動画内での話を聴いて、たしかに、YouTubeは基本的にすべての動画が無料で見られるプラットフォームである以上、広告ははやり不可避で、YouTubeが最終的に優先するのは、やはりお金を払ってくれる立場の人なのです。

これは良いとか悪いとかではなく、ビジネスをするうえで当然のこと。


少し前に、『YouTubeは広告主からぼったくろうとしているんじゃないか!?』というnoteを書いたんですが、

杞憂でした。

ちゃんと、広告主の方を見て運営してました。


実は、最近YouTube上で音楽を垂れ流しにしているときにたまに起こる、『動画が一時停止しました』っていう通知も、なんでかなーと思っていたら、あれもどうやら広告主のためだったんですね。

つまり、音楽を垂れ流しにしている=PC上でバックグラウンド再生している可能性が高い→広告が流れていても全然見られない。

ということで、少しでも広告の垂れ流しを防ぐために、定期的にいま流れいてる音楽が垂れ流しなのかちゃんと見ているやつなのかの踏み絵をしていたです。


動画内にて、ラファエルさんは、『だからYouTubeは最終的に大人向けのコンテンツのほうが残っていくのではないか』と推測していました。

大人のほうが、購買力があるからです。


今回の一連の対応は、YouTubeは良いとか悪いとかはなく、プラットフォームとして収益をあげていくための、当然の施策でもあるかなと思います。

『無料でコンテンツなりサービスなりを享受できているときは、自分が商品になっていると思え』っていう言葉をどこかで見かけたことがあるんですが、改めてその言葉を噛み締めた、YouTubeのポリシー変更でした。

最後まで読んでいただいて、ありがとうございます!!!すこしでも面白いなと思っていただければ「スキ」を押していただけると、よりうれしいです・・・!