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ストーカーと依存の違い

相手に好意を持ち、執着する。

この点に関してはストーカーも依存も違いはない。


しかし、ストーカーはほぼ全てストーキングされた側に嫌われる。時には犯罪にもなる。

対して依存は、時折なぜか短期間かもしれないが成立し、共依存関係にもなりながら関係が続いていったりする。

どちらも相手に好意を持ち執着したことがスタート地点。


では、なぜストーカーは成立せず、依存は成立することがあるのか。

違いは2つ。

  • 相手に対して報酬があるか

  • 手口が巧妙かどうか


相手に対して報酬があるか

ストーカーの場合は、相手の報酬系回路を刺激することは無いです。

報酬系回路は、例えば甘いものを食べて美味しくてどんどん食べてしまうことや、パチンコで一度大勝ちして快感を感じてのめり込んだりする様に、快楽や快感を感じる脳の神経回路のことです。(例えヘタか)

この報酬系を刺激されると、また報酬が欲しくなって離れられなくなります。

しかしストーカーの場合は、その報酬を相手に与えれていないから、相手は離れていってしまうんです。

とはいえ、ストーカーも相手に近づきたいからあの手この手で策を講じます。


ではなぜ、ストーカーの策は絶対に実らず、依存の策は時には成功することがあるのか。それは手口が巧妙だからです。


依存は手口が巧妙

依存の場合は、なぜか手口が巧妙で、相手も気づかぬ内に報酬を感じています。時折関係が成立する時は、その"気づかぬ内に"報酬を感じている時になりやすいです。その状態を共依存と呼びます。

要は、相手に行為を持って依存しているAと、そのAからもたらされる報酬に依存しているBが、お互い離れられなくなっている状態です。

こうなると、その関係が短期間かもしれないが続きます。

ではその相手が気づかぬ内に報酬を感じてしまう巧妙な手口の一例を紹介しいます。

  • めちゃくちゃ料理がうまい

  • 高いものを買ってくれる

  • 自分には高嶺の花で、みんなに自慢するほどの美貌

などなど、自分にとって快感や快楽を感じることを時折、丁度いいタイミング入れてくる野生の勘を持っているのが依存体質の方の特徴です。

また、自分のその特徴を感覚的に理解していて、自分ができる相手への報酬サービスが効きそうな相手を本能的に選んだりします。

なぜかというと、自分の自尊心や自己肯定感の穴を埋めるために、本能的に行っていることが多いです。


する方もされる方も自信をつけて

結局のところ、こういう関係はうまくいきません。

なので、もし穴があいてしまっているなら、自信をつけて、自尊心や自己肯定感を高めて、自分の穴は自分だけで埋めるようにしましょう。

「自分だけなんで!」なんて思いつめずに、ゆっくりでも穴埋めしていったらいいんです。

そうしたら、お互い気張らず、肩の荷が下りて軽やかなストレスフリーな関係が築けると思います。


良い関係が良い社会を育むと夢見て。

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