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「娘が変な男に引っかかるんじゃないかと不安」という相談を受けて

何気ない話しから、「実は…娘が将来変な男に引っかかるんじゃないかと不安なんです」という相談を受けた。

娘さんは現在、小学生高学年。
まだ早いといえば早いが、親としては気になってしまうんだろう。

話を聞いていくと、相手を思いやるが余り自分の意見を言えないことがあるとのこと。しかもそれがそ相手に否がある状況でも、思いやってしまうらしく、それが変な男に引っかかってしまうんじゃないかという不安に繋がっていた。


極端な例をだすと、ヒモ男に貢いでしまったり、借金を抱える程ホストにハマってしまったりするのが、変な男に引っかかってしまう典型的な例だと思う。

これは、男女逆も然りで、ダメ女に貢いでしまったり、借金を抱えてでもパパ活に性を出す男も同じである。

こういう人の特徴として、大きなコンプレックスを抱えていることが多い。

自分ではその状況をダメだと思いながら、その人が側にいるとそのコンプレックスで抜け落ちた部分が穴埋めされた気がしてしまう。その結果、離れられず執着したり依存関係に陥ってしまう。

ここでいうコンプレックスとは、思考の偏りのことで、それが劣等感だったり、何か一方向に突出してその他のパラメーターが著しく低かったりする状態である。

無意識の内に他人と比較してしまい、自分の数あるパラメーターが他人と比べ凸凹だと感じた時に、凹んだ所にフォーカスしてしまい、実情よりもパラメーターが低く感じしまう。そうなるとその低いパラメーターを平均的なレベルまで増やさないと、自分はダメなやつなんじゃないかと不安になってしまう。

そんな時に、優しくされて、その不安が少しでも和らぐと、低かったパラメーターが平均的なレベルまで増えたと錯覚し、その状況から離れられなくなる。

コンプレックスを強く感じるかどうかには、自己肯定感や自尊心みたいなものが必要になってくる。

結局のところ大なり小なりコンプレックスは誰にでもある。が、それをどう感じるかによって、状況は大きく変わる。

そういう意味でも、自己肯定感や自尊心はやっぱり必要にはなってくる。


ちなみに、コンプレックスの穴埋めでくっついた時は、相手も同じようにコンプレックスの穴埋めの場合が多い。類は友を呼ぶ的な感じで、双方がくっついてしまいがちだ。そうなると本人同士だけでは、よほどの事がない限り離れるのは難しい。超高難易度。もしそうなったら第三者に間に入ってもらうのが得策です。


少し脱線しましたが、そんなことを説明したら、「コンプレックスは無さそうだから、大丈夫かも」と少し不安が晴れたようでした。

"なんとなく不安" という時は、大抵の場合は、構造や仕組みが理解できると不安は晴れたりします。なので、そういう時はその分野の知識がある人に相談してみるといいかもしれません。



そういえば、もう少し涼しくなったら、ピクニックしながらカジュアルにカウンセリングが受けれるような、ちょっとしたイベントをやろうかなと考えています。

病院にいく程じゃなかったり、重々しい雰囲気が苦手な方だったり、そんな方にちょうどいいんじゃないかと。

また日程や場所など詳細が決まったらお知らせいたします。

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