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「考える」のに必要なワーキングメモリ

前回は「欲求」について書いたんですが…意外と多くの方にみられててびっくりしました。

https://note.com/kentaro_pt/n/n90f8c10e8233

今日はワーキングメモリについて!

ワーキングメモリって
よく「作業記憶」って言われます。

回復期で臨床していると
ワーキングメモリが!とか
短期記憶が!とか
言われるんですけど…

結局、何のことかわかりません……。

Wikipedia先生は
ワーキングメモリ(Working Memory)とは認知心理学において、情報を一時的に保ちながら操作するための構造や過程を指す構成概念である。

って書いてあるけど…さっぱり。

ちょっと勉強したので整理していきます!

結果からいうと
ワーキングメモリは「今、注意を向けられている記憶」です。

例えば
心(頭)の中で
「今日の夜ご飯何食べようかな?カレーにしようかな?」
とか考えたとします。

そのときに、カレーというものを映像として想像したり、カレーって言葉を、頭の中で想像すると思うんです。

これが、ワーキングメモリです。

何かを考えるときって、自分の中の記憶を頼りに考えますよね。(知らないものは想像できない。)その記憶に注意を向けることです。

この注意が向けられている記憶が視覚的なものであれば映像が、言葉的なものならば心の声みたいな感じになります。

ワーキングメモリって、記憶に注意を向けてる状態なんですね!

では
考えるときってどんな状態かっていうと…
自分の中の記憶を呼び起こして、整理していくんですね。

記憶を呼び起こすっていうのは、記憶に注意を向けるってことです。

ここをやってるのが、
背外側前頭前野(9野、46野)です。

この背外側前頭前野は、注意の転換に関わるところです。

頭の中で物事を考えるときって
自問自答したりしませんか?

「今日はなに食べようかな?昨日の夜は魚だったからなー。昼はラーメン食べたな。そういえば、最近野菜食べてないな。」
とか。

これって、自分の記憶に注意を向けて、どんどん転換させている状態なんです。

注意を向ける。ってワーキングメモリでしたよね!

そう
このワーキングメモリの機能を持ってるのが、背外側前頭前野(9野、46野)なんです!

勉強してて、面白いなーって思ったので、整理してみました。

また、勉強して面白いものがあればシェアしていきます。

読んで頂きありがとうございました!

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