直感力=経験値 #455
おはようございます。
汗丸出しで走っていたら、通りすがりの虫取り少年に「うわっ!」って言われました。爽やかな朝です。
みなさんは直感は働くほうですか?
僕はというと良いことの直感はあまり働かず、悪い方の直感はけっこうあたったりします。
今日は直感力って正しいのか、どの程度信じたらいいのか、そんなことについて考えていきたいと思います。
<直感は7割正しい>
昔、なんとなく見てたTV番組にホリエモンが出ていて(確か細木数子の番組だったかな?)、「直感が7割正しい」というような事を言っていた記憶があります。
洋服を探しに買い物に行ったとして、「これいい!」と思ったけどちょっと予算オーバー。
どうしようか迷った挙句、結局数日後に同じ店に行って買おうとした時には売り切れてしまってもう無かった。
そんなようなエピソードは誰しも経験あるんじゃないですかね??
「これいい!」と直感で思ったら、悩んだところでどうせ買うんだから、今買え。
悩む時間もったいないじゃん、直感で思ったことは7割は正しい。ということのようです。
当時、なんとなく見てたのに未だにこれを覚えているということは、なるほどなと思ったのでしょう。
その日から、どこか直感を意識しながら過ごしてきたのは確かです。
あぁこれは失敗しそうだなぁとか、ひょっとしたらこれはうまくいくかもとか。(うまくいく方は残念ながら3割の方だったけど)
とにかく、直感を頼りに行動をするとスピード感がかなり上がります。
なんと言っても、迷ったり悩んだりする時間がありませんので即断、即決です。
そういう意味では直感で動くということは予測、判断、決断力のトレーニングでもあると思っています。
<直感=経験値>
そもそも直感ってなんでしょうか?
辞書で引くと「理性を働かせるより、感覚的に直ちに捉えること」と書いてあります。
まさに「Don't think,feel.」ですね。
出典:燃えよドラゴン
試合ではアスリートはこの直感力を最大限に研ぎ澄ませてプレーします。
というのもプレー中のスピーディーな展開の中で考えてから判断しているようでは間に合わないからです。
「次は相手はこうしてくるだろう」というのを、何手先も無意識に考えて体が勝手に反応するようになっているのです。
自分の中にAIがいるような感じで自動的にそれが出来るようになっています。
そんな高度な芸当が出来るのも、膨大な経験の数と弛まぬトレーニングをこなしてきたからです。
自分の過去の経験から、無意識にある程度の予測を立てて瞬時に反応していきます。
アスリートが自分の動きをなかなか言語化するのが難しいのは、無意識に反応するレベルまで自分を昇華させているからなのです。
考えてやっていることではないんですよね。(トレーニングの時は考えないとだけど)
プレーのすごい選手が、必ずしも良いコーチになるかどうかわからないのはそう言った理由も大きいと思います。
「直感」というのは「無意識の予測」と言い換えても良いでしょう。
皆さんも日常生活で、この「無意識の予測」をよく使っているはずです。
曇り空で、湿度がましてくると「雨が降ってきそうだな」と感じますよね。
これも自分の過去の経験から無意識に立てた予測です。
「今日は嫁の機嫌が悪そうだな。めんどくせーからそっとしておこう」というのも無意識の予測。
過去に地雷を踏んで嫁が爆発した経験からそう思うわけです。
つまり直感力というのは、鍛えようと思えば鍛えることが出来るということです。
経験値を増やして、それを脳に刻み込めば、似たようなシチュエーションが起きた時には無意識に反応出来るようになっていきます。
<直感力を鍛えよう>
直感力は鍛えることが出来ます。
とにかく自分の経験値を増やして引き出しを多くすることが直感力を磨くことに繋がります。
試合中では、なかなか考えてプレーする時間はないので(考えてると動きが遅れてしまうので)、あとで振り返りの時間を作るようにしましょう。
プレーの映像が残っているのであれば、それを見ながら
「なぜここでこのプレーを選択したのか」
「この時に何を考えていたのか」
を思い出して、一つ一つ確認していきます。
そうすることで、この判断は良かったのか、間違っていたのか、
間違っていた場合は、なぜその判断をしたのか、どうすれば良かったのかを分析して自分の引き出しに追加します。
映像がなければ、試合のポイントを切り取って思い出し、同じように確認していきます。
良いことも、悪いことも自分の経験値として積み重ねていくことで、引き出しが増え直感力が高まります。
ただ、試合をして、良かったダメだっただけで終わらすのはもったいないですよね。
スポーツ以外でも直感力を鍛えるトレーニングがあります。
日本人は授業やセミナーで質問をするのが苦手なように感じます。
「的外れな質問しちゃったらどうしよう」
「他の人から注目されるから恥ずかしい」
「わかってないと思われたら嫌だな」
といった理由からでしょうか、あまり質問の時に手が上がりませんよね。
誰も手をあげない状況で、あえて勇気を振り絞ってとりあえず手をあげてみましょう。
手を挙げた時点で何を質問するかを決めていなくても大丈夫。とりあえず手をあげてみるのです。
さっき挙げたようなネガティブなことを考えるのではなくて、素直に疑問に思ったことを聞くだけで良いです。
考える前に身体に反応させるということが目的です。
その他にも、レストランなどでメニューを決める時に席に着いたらすぐに定員さんを呼びます。
店員さんが来るまでの短い間でメーニューを決めるようにします(僕は結構これやります。オムライス頼みがち)
メニューをサーッとみて目に止まって「これ美味しそうだな」と直感で思ったものを頼みます。
あれもこれもと考えてくなるところをパッと決める練習です。事前に王道(いつも頼む系)でいくか、冒険(普段あまり頼まない系)でいくかだけ作戦を決めておくというような感じです。
質問とメニュー決めは、あくまで一例ですがこんなような感じで日頃から、感覚で物事を判断するということを意識することもできます。
普段できないことは、大事な場面でもできない。
メンタルトレーニングの基本です。
日常から意識することで、無意識に答えを出すことが出来るようになるということです。
<まとめ>
① 直感で動くということは予測、判断、決断力のトレーニングでもある。
② 「直感」というのは「無意識の予測」、自分の過去の経験から、無意識にある程度の予測を立てて瞬時に反応すること。
③直感は鍛えることが出来る。経験値を増やして、それを脳に刻み込めば、似たようなシチュエーションが起きた時には無意識に反応出来るようになっていく。
野生の感が働くというのも、まったくなんの情報もないことだったら反応しようがありませんよね。
「直感が7割正しい」というのは、自分の経験則からすると正しいと無意識で感じているということなのですね。
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森下健(もりしたけん)
1986/10/31 埼玉県三郷市出身。
学生時代は水泳に没頭。専門種目はバタフライ。現在はトライアスロンにハマっている。青春真っ只中。
奥様と息子(3歳)の3人家族。横浜在住。
家族、仕事、趣味についてとりとめなくつらつら書きたいと思います。
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