見出し画像

強くなりたいではなく強くありたい #49

今日はめずらしく寝坊です。起きれたら起きようくらいの気持ちの日は絶対寝坊します。ようは気持ちの問題っすね。
早寝遅起きなので、ただのしょうもないやつです。
---------------------------------------------

今回のマンガ名シーンは「バガボンド」から。
バガボンドは言わずと知れた有名な剣豪、宮本武蔵の話です。

武蔵は天下無双の剣豪になるべく旅をしています。吉岡道場の一門を破り、脚に傷を負った武蔵はとある集落にたどり着きます。

この集落は土地が痩せてしまい、米が不作でした。この村にお世話になった武蔵は刀を一旦置いて田んぼを耕しはじめます。

大雨のたびに近くの川が氾濫してしまい、耕した田んぼがダメになってしまう。岩で堤防を作ってもまた大雨が来て壊れてしまいます。

自然にも勝とうとしていた武蔵。川を眺めていた武蔵はふと気付きます。水と闘うのではなく水のように流れに身をまかせる。

田んぼ作りを経て、次第に真理に近づいていく武蔵は「勝つとはなにか」という問いに辿りつきます。そして自分のなかにすでに答えがあることに気づいていくのでした。

そんな百姓をはじめた武蔵に小倉城からお抱えの誘いが来ますが武蔵は断ります。
その断った理由が今回の名セリフです。

出典:バガボンド35巻(井上雄彦)

「強くありたい。強くなりたいではなく、強くありたい。」

「「天下無双」がどこかにいると思って倒しに行く、そんな旅はやめた」

「どこへ行かなくてもいい、ここにいる」

これが武蔵の辿り着いた「勝つとはなにか」という問いに対する答えなのでしょう。

なにかいろいろと考えさせられますね。深いっす。深すぎてよくわかんないっす。

強くなりたいというというのは、なにか大きな目的があるから強くなりたいと思っているわけで、武蔵の場合は天下無双の剣豪になりたいから強くなりたいと思ってるわけですね。

来る日も来る日も、強い相手と戦い倒して「強さ」を手にしてきたわけです。

ですが、「強くありたい」というのは自分自身に対しての哲学というか、自分の人生においてのコンパス的なものになるのかなと。

すると「天下無双」という他人が評価するものにとらわれなくなり、もっと自分の内側にある「信念」に対して行動できるようになります。

心理用語では「究極的関心」といいますが、この強くありたいというのが最上位の目標、つまり究極的関心になるのですね。その下にある天下無双というのはその下にある目標にすぎません。

この究極的関心さえブレなければ、目標は臨機応変に変わっていくものなのですね。以前の武蔵だったらそのまま小倉へ行っていたかもしれませんが、今の武蔵はこの強くありたいという究極的関心の元に行動しているため断ったのだと思います。

なんかすげぇバガボンドって考えさせられるんですよね。全てに通ずるよなぁと。
ともかく井上先生にはやく続きおば描いていただきたい!!!!!

#トライアスロン
#子育て
#メンタルトレーニング
#美食
#モーニングマン
#バガボンド
#マンガ名セリフ

-----------------

株式会社メンタリスタマネージャー
http://mentalista.jp
株式会社SSFプロモーションマネージャー
http://ssf.style

森下健(もりしたけん)
1986/10/31 埼玉県三郷市出身。
学生時代は水泳に没頭。専門種目はバタフライ。現在はトライアスロンにハマっている。青春真っ只中。
奥様と息子(2歳)の3人家族。横浜在住。
家族、仕事、趣味についてとりとめなくつらつら書きたいと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?