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試合を練習に近付けるより、練習を試合に近付ける #387

おはようございます。
小指をドアの角に持っていかれて、小指が逝ってしまわれました。森下です。

練習のための練習

試合本番は「平常心」がすごい大切。
実力発揮をするためには平常心でなければ難しい。

平常心を作るためには「いつも通り」でいなければいけないので、普段をいかに本番に近づけていくかが重要なわけですね。

でも多くの人が落ち入りがちかのが、本番のための練習をしているのではなくて、練習のための練習をしてしまっていること。

練習のための練習をしてしまっていると、練習ではうまく出来るのに、本番では出来なくなっちゃうみたいなことが起きちゃいます。

僕自身も学生時代は、練習で出せるタイムが本番で出せない、なんてことがよくありました。

まさに当時の僕は練習でタイムを出すことに満足していて、本番に繋がる練習が出来ていなかったということです(心理的な部分で)

キツイ練習をこなして、追い込めば強くなると思い込んでいて、練習をこなすことが練習の目的になっていたように思います。

すんげぇもったいない。あの時に戻りたいなぁ。(過去はコントロールできません。笑)

試合を意識して練習できるか

練習のための練習をしていても、本番で実力発揮出来るかというとそれとこれは別問題になってしまいます。

であれば、試合に繋がる練習をしていかないといけないとなりません。

試合に繋がる練習というのは、
・いかに本番の状況に近づけて行えるか
・目標、課題を明確にして練習できているか
・本番を想定して出来ているかどうか

です。

「本番の状況に近づけられるか」というのは、環境や時間、プレッシャーのかかる場面を作れているかどうかといったところです。

メンタルリハーサル(心理的準備)もそうですが、なるべく試合の時間や試合までの時間(移動やUPなど)も試合に近づけていけるといいかなと思います。

ルーティンを本番で効果を発揮するためには普段からその場面を意識して行なっておかないとです。

本番さながらの練習(アップから試合までの流れを作って)を月に何回かは入れてもいいと思います。

例)水泳の場合
アップ(試合を意識したもの)→着替えて休憩(リラクセーション)→第二アップ(軽く心拍上げる)→レースを想定したダッシュ(一発勝負)

「目標、課題を明確にして練習すること」も重要です。
これがわかっていないと、ただなんとなく、言われたことをこなしている状態と変わりません。

目指しているところ、目指すべき姿から逆算して、今何をするのかを落とし込み、練習することで本番で役に立つ練習ができます。

毎回トレーニングの前にはその日の課題やテーマを再確認してから行いましょう。

そうすることで、モチベーションや集中力が高まり、トレーニングの質がグンと高まります。

そして「本番を想定して練習する」ことです。
勝った時やいいプレーが出来た時のプラスのイメージを作ってモチベーションを高めることも大事ですが、なかなか思い通りにいかないのがスポーツです。

特に対人競技の場合は、相手のいることですから思い通りにいかなくて当然です。

なので、思い通りにいかない前提でプランを考えて事前に対策を練っていくことが大切です。

そして練習の時から、うまくいかないシーンを想定して練習をして、本番でその場面になった時には「これ、もう想定済み」と思えるようにしておきましょう。

そうすることで、本当に思い通りにいかないことが起きた時に、焦ったり、イライラしたり、落ち込んだりといったことがなくなり、いつも冷静にリラックスできるようになります。

あらゆる状況を想定しておくことで、どんなことが起きても平常心でいられるということですね。

まとめ

①試合での実力発揮には「平常心」でいることが大切

②「練習のための練習」ではなく、「本番のための練習」が出来ているかどうか

③「本番の状況に近づけて練習する」「目標・課題を明確にして練習する」「本番を想定して練習する」ことが大切

現役時代にこれが出来ていれば、もっと速くなってただろうな〜と思いながら書いてみました。アディオス。

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株式会社メンタリスタマネージャー
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森下健(もりしたけん)
1986/10/31 埼玉県三郷市出身。
学生時代は水泳に没頭。専門種目はバタフライ。現在はトライアスロンにハマっている。青春真っ只中。
奥様と息子(3歳)の3人家族。横浜在住。
家族、仕事、趣味についてとりとめなくつらつら書きたいと思います。



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