ゆっくりはスムーズ、スムーズは速い #382
おはようございます。
ダンゴムシのことを「ダンゴム」と呼ぶ息子。「ガンダム」的な呼び方で呼ぶなや。どうも、森下です。
slow is smooth,smooth is fast.
ネイビーシールズ(アメリカ海軍特殊部隊)では、「Slow is smooth,smooth is fast」と言う格言があります。
直訳すると「ゆっくりはスムーズで、スムーズは速い」です。
ようはゆっくりは速いという、一休さんのとんちみたいなことになっています。
銃を打つ時に、やたらめったら打つのではなく、ゆっくり心を落ち着かせて狙ったほうが、速いし無駄がない、ということらしいです。
日本では「下手な鉄砲数撃ちゃ当たる」みたいなことわざがありますけど、それだと弾ももったいなくてかなり効率は悪くなります。現実的ではないですよね。
スポーツでもやたらめったら攻めたりするのは、体力の消耗が激しいし、相手のカモになりやすい。闘牛士と闘牛の関係みたいな感じ。
体力使ってる割に、相手の掌の上で踊らされちゃってることになってしまいます。
考えずにやみくもに突っ込むより、タイミングを見計らって一点集中で行ったほうが効率が良いよね。ということです。
考えると硬くなる
ポイントはゆっくりやるということ。決して怠けるとか手を抜くとかそういったことではないです。
ゆっくり=落ち着いてとか、リラックスしてとか、冷静にとかそういったニュアンスです。
焦ってしまうと、いつもやらない行動や思考をしてしまうものです。ルーティンが崩れていつも通りではなくなってしまいます。
そうすると、無意識のうちに心が違和感を感じ取って、緊張を起こし動きが硬くなってしまいます。
動きが硬くなるということは、動きがぎこちなくなって、遅くなり、結果としてパフォーマンスが低下する原因になりますよね。
焦ってきたり、不安になったり、緊張したりした時は、一旦気持ちを落ち着かせましょう。
一旦止まって、ゆっくり深呼吸したり、時間が作れる時はメディテーション(瞑想)やリラックスできる音楽を聞いてもいいかもしれません。
大切なのは、いつも通りの思考、行動で平常心で行動するということです。
相手のペースを崩す
さあこれをスポーツでいかに活用するかを考えると、自分のいつも通りを崩さすに落ち着いてリラックスをするというだけでなく、相手のルーティンを崩していくということにも活用できそうです。
ゆっくり落ち着いてプレーすることが、効率よくいい流れになるというのなら、ゆっくり落ち着かせてプレーさせなければいいということですね。
ではどんな状況で相手は落ち着いていられなくなるでしょうか?
それは、相手が予想していなかったことをされた時です。
相手が予想できるプレーをしているだけでは、「はいはいそのパターンね、知ってるよ」という感じで冷静に対処されてしまいます。
ですが、予想できない動きをされると「やべ、これはなんだ?」という焦りを生みます。
そのためには相手が何を感じて、何を考えているのかを、こちらも予測をしなければいけません。
相手を感じて、相手の予測の裏をかく。そうすることでルーティンを崩し、平常心や落ち着きをなくし、スムーズに動けなくなるという作戦なのです。
まとめ
①ゆっくり落ち着いて、冷静に考えて行動をしたほうが、効率的で結局速い
②焦りやイライラがいつも通りの考えや行動を阻害して、ぎこちない動きを生む
③焦りやイライラが出てきた時は、一旦落ち着いて気持ちを切り替える
④逆に相手を焦らせたり、イライラさせたりするために、相手の予測していないことをする
実際、トップアスリートのプレーやフォームを見ていると、本当に自然で野生のような動きをしているから、楽そうに動いてるように見えるんですよね。力みとか何にも感じないように。
マラソンとか見てても軽く、タンタンと走っているように見えるけど、一般人の全力くらいでずっと走っているわけですからね。
ゆったり、楽そうにが一番、力みのなく効率的な動きができるいい例ですね。
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森下健(もりしたけん)
1986/10/31 埼玉県三郷市出身。
学生時代は水泳に没頭。専門種目はバタフライ。現在はトライアスロンにハマっている。青春真っ只中。
奥様と息子(3歳)の3人家族。横浜在住。
家族、仕事、趣味についてとりとめなくつらつら書きたいと思います。
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