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海外生活のいいところ・悪いところ

みなさん。こんにちはまるけん(blacklabel67)です。

かれこれもう3年くらい海外生活を送ってきているのですが、アメリカやイギリスのような先進国ではなく、ソロモン諸島やパラオといったいわゆる発展途上国で生活をしています。ソロモンやパラオはみなさんがイメージする「途上国」のような印象は少ないかもしれません。どちらかというと「リゾート🌺」のようなイメージか強いのかもしれません。

だから、海外生活のいいところ・わるいところというと少し誤解がありますね。正確には「オセアニア地方の海外生活のいいところ・わるいところ」といった感じの内容で今回はまとめていきますね。

海外生活豊富な皆さんからは「こんなものもあるよ!」とか、海外生活した経験がない方からは「こういうことがあるって聞いたけどホント?」といったコメントがもらえたら嬉しくて泣きます。


ではいってみましょう。

いいところ

◆気候が一年中同じだから服装にあまり困らないこと

これは熱帯の国ならではですね。基本半袖短パンで過ごします。雨が降ったりして寒いとき用にパーカーを持っていますが、それくらい。服選びには困りません。機能性重視です。日本でいうブランドの威力はほぼ無効化されます。

プラネタリウム級の夜空をみることができること

夜空はめちゃめちゃ綺麗です。

うまく写真を撮れたらいいんですけど、写真には写らない雰囲気といいますか、日本ではなかなか味わえない星空をぜひ味わって欲しいです。

◆不便だからこそ日本の良さを実感できること

海外生活をしていると慣れてくることもおおいのですが、やっぱり不便に感じる場面は多々あります。例えば、停電が起きやすかったり、道路がボコボコだったり。例を出せばキリがないのですが、そういう不便な場面があるからこそ「日本の道路はキレイ」とか「コンビニは本当になんでも手に入る、、!」とか「新鮮な食品を手に入れやすい」とか、日本の良さを実感できるわけですよ。日本にいたら当たり前だからこそ、日本の良さに気がつける視点というのは貴重なんだなと思います。

◆日本では会うことのなかった人たちと会うことできること

日本で出会うことが気なかった人たち、例えば大使館で働く人たちとか、農場で働く人たちとか、空港で働いている人たちとかと出会える機会があります。普段日本で家と職場の往復を繰り返しているだけでは出会わなかった人たちと、こういう海外においては意外と簡単に知り合えることができます。

◆狭い社会だからこそ人とのつながりを大切にできること

これはメリットでありデメリットでもあるんですがやはり小さい島国だからこそ、人のコミュニティーが小さいです。それによって人とのつながりが密になります。仕事でしか合わないような人とでも食事に行く関係になったりとか、そういう場面が生まれます。
特にパラオような国ではビザの関係で人の入れ替わりが激しいです。一期一会と思い、人との出会いを大切にするようになります。これは日本にいても同じように捉えることができると思うのです。

娯楽がほぼない分、自分の時間を作ることができること

他の国ではどうか分かりませんが少なくともパラオには娯楽施設といったものがありません。映画館もありませんし、ボーリング場もありません。だからと言うわけでは無いのですが、家にいる時間が多くなります。誰かと遊ぶ時間も、他の人の場合は分かりませんが、私の場合はあまりありません。では余暇の時間をどう過ごすのかと言うと、英語の勉強に当てたり、自分の趣味に当てたりと、自分のために自分の時間を使うことができます。欲を言えばもっとほしいですが、日本にいたころ休日のたびに遊びまわっていたときとは自分に対して投資する時間が多くなりました。そうして、記事を書く時間もそのうちの一つです。


◆新しいことに挑戦してみようと思える機会が多いこと
せっかく限られた時間の中でのこういう海外生活だからこそ、今できることをと思い、今まで挑戦しなかったことにやってみようと思える気持ちが生まれやすいです。
例えば私の場合、今までお菓子作りとかはやったことなかったのですがパラオに来てからはお菓子作りに挑戦してみたりと、新しいことに挑戦してみようと思える気持ちが強くなりました。

グローバルな視点で物事を捉えるための環境があること
日本にいると日本のメディアニュースにばっか触れることが多くなるので、日本発信の情報に触れることが多いです。しかし、こういう海外にいると日本発信のメディアよりもむしろ海外発信のメディアに触れる機会も多くなります。例えば地元新聞などがその例です。幸いにも英語に触れる機会が多いので英語を読む能力も自然と身に付くと言う副産物もあります。

◆不意に開催される日本語教室に慣れること
これは結構海外に住んでいるとあるあるだと思うのですが、地元の人から「これは日本語で何と言うんだ」という質問を時々受けます。
そういう質問を受けてから改めて「これは英語でなんていうんだろう」と考えたりします。そして日本語の文法を説明するときがやってくると、日本語の構造について勉強したり、と普段言葉何気なく使っている日本語をまた勉強できるいい機会になりますね。

**◆知らない言語で話しかけられても、とりあえず英語が通じそうなら何とかなると思えること **

単純にメンタルが強くなるのかもしれません。普段日本語ではない環境に囲まれているとどんな言語でもほぼ雑音にしか聞こえなくなります。そして知らない言語で話しかけられてもまぁ簡単な単語なら伝わるだろうと言う発想がお互いにあるのでお互い英語でコミニケーションを取ることができます。単語でもお互い何が言いたいか、何をしたいかが伝わればそれはもう立派なコミニケーションであって、会話成立です。そういう体験を繰り返していくと何とかなるんだなと思えてきます。要は度胸がつくわけです。

◆「ないものは作ればいい」という発想が身につくこと
日本から離れると、「あーこれがあったらいいのになぁ」という感覚に時々なります、そういう時に、日本にはあるけども海外にはないものに対して、「なければ作ればいいんだ」という発想が身に付きます。まぁこれは個人差がありますが。


◆海外で出会ってから、日本でその人と会うと感じる、妙な感覚を体感できること

これも海外生活経験者あるあるなのではないでしょうか。現地でずっと仲良かった人と日本に帰って改めて会ってみると、妙な違和感を覚えます。それは服装だったり周りの景色だったり一緒に食べているものだったりと、いろいろな要素があるのですがやはり違和感を覚えます笑




わるいところ

◆**水回りのトラブルがなかなか解決しないこと **

この水回りのトラブルについていろいろ体験した方多いのではないでしょうか。水道が出なかったり、断水したり、排水溝が詰まったり、水が漏れたりなどなど。水回りの問題は挙げたらキリがありません。問題が出るのは百歩譲っていいと思うんです。ただ、それをどうやって解決するのかが問題であって、途上国の場合なかなか水回りのトラブルが解決しないんですよね。特に住み始めた頃は誰に聞いたらいいのか分からなかったり、聞いてもたらい回しにされた挙句結局直らないことも多いです。

◆物価が高いこと

特にこれは島国に多く当てはまるのではないでしょうか。国の資源がほとんどない国は食料の多くを輸入に頼りそれに応じて食品の物価が高くなり、それに応じていろいろな物の物価が高くなります。例えば日本で100円ショップに売ってるようなものも、海外では500円から1000円位の値段がしたりします。日本に帰国したときに100円ショップで大量に買い占めてまた帰ってくる人も少なくないと思います。

インターネット環境がよくないこと
これは今や結構解決されつつある問題ではあるのですが、地域によってはインターネットがほとんど使えないところもあります。また使えたとしてもインターネットの速度が遅くて使い物にならなかったりして、ストレスが溜まる一方です笑
私は今、パラオの家にWi-Fiを引いて利用していますが引いてなかった時は、インターネットを使うためだけにカフェに行ったりとかそういうことをしていました。

◆やすい・うまい・はやいの飲食店が皆無ということ

吉○家なんてありません。マク○ナルドもありません。すくなくともチェーン店はありません。日本をはじめとした国々では当たり前にあるファーストフード店はないです。レストランはいくつかあるのですが、結構いい値段がしますので、結局「自分で作った料理が一番美味しい」ということになりがちです。

あー牛丼食べたい

少なからず将来に不安を抱きながら生活することになること
こういう海外の仕事をしていると、会社にずっと勤めるというわけにもいかず基本的に2年や1年の短期契約という雇用形態が多いです。
そうなると必然的に数年経ったら就職活動をして次の仕事を見つけなければならず、収入も多少不安定になります。こういう世界の界隈では「根無し草」と揶揄します。
さらには日本に家族がいる人の場合、家族のことを考えて日本に帰国する人も少なくありません。そうなるとせっかく手に入れた海外就職ないし海外での生活を手放すことになります。

最終的には本人の判断になりますが、少なくとも日本で働いている時よりも将来に対しての不安を感じている人が多いのではないでしょうか。

◆言葉の壁によって生じるトラブルがあること
これは海外で生活したことある人なら誰にでも経験があることなのかと思います。たとえいくら英語が流暢に話せても、コミュニケーションがうまくいかず生まれるトラブルも多々あります。それは文化的な背景だったり、小さな誤解から生まれるものだったりと、原因は様々ですが、言葉が違うことによって生じるトラブルがあります。
ただこれはマイナス面だけではなくて、言葉の壁を乗り越えて相手と意思疎通ができたときに感じることができる喜びは格別なものです。

◆日本の流行に全くついていけなくなること
例えばあの芸能人が結婚したとか、どんなブランドが流行っているかとかそういう日本の流行に対して疎くなります。

日本で今何が流行っているのかを敏感に感じ取ることのが習慣になっている人もいれば、そうではなくて情報をあまり集めず流行に対して興味がない人もいます。私の場合、あまり流行に対して興味がないので、友人を介して今何が流行っているのと言うことだけ聞いています。
海外に住んでいる他の人たちはどうやって日本の流行の情報をゲットしているのでしょう。

◆日本の冬が恐ろしくて冬に日本に帰りたくないと思うこと
パラオやソロモン諸島は基本的に年がら年中夏です。少し寒いなぁと思う日でも20度を下回る時はなく、日本のニュースを見て気温が1度と言うのを見ただけで、「冷蔵庫より寒いじゃん」と考えてしまいます。しかも、こちらに来る時ダウンを持ってくる人はほとんどいないと思うので、日本に帰ったときの冬装備が全くないまま日本に帰るのは、無謀すぎる行いでもあります笑


いかがでしたか?
海外生活をしたことない人は、「あーこういう風なことを感じるんだ」と思ってもらえたら幸です。
海外生活をしたことがあるもしくはしている人たちには、「これは共感できる」とか「こういうのもあるよー」とかそういう考えが生まれていたら私はとてもうれしいです。

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