S hireの行動指針をまとめました!(スタートアップ×人材紹介)
2024年に入りS hireは本格稼働2年目を迎え、まだまだ立ち上げフェーズではあるものの「より再現性高く自分たちの強みを活かせる仕組みづくり」を意識し始めました。
その上で今回はこれまで敢えて定めていなかった「組織の行動指針」を決めた話です。
このタイミングで決めた理由
S hireは、これまでは敢えてvalueのようなものを定めてきませんでした。
これは最初にしっかりと決め込み過ぎてしまうと、全てをこのvalueに沿っているかいないかなどと型にはめ込んでしまったり、枠からはみ出すことに抵抗感が生まれてしまうので、創業のタイミングでは本質的ではないなと思っていたからです。
また、「模範となるエージェント組織」という目標を掲げている中で、価値観のようなところも実際に日々一生懸命動いてみて、“このようなアクションや意思決定は自分たちらしいよね”と走りながら言語化していくというようなスタイルを取りたいとも考えていました。
以前書いたnoteでも記載した通り、カルチャーは日々のアクションの積み重ねであり、それが言語化されて為されていくものという考えです。
そのような中で本格稼働からまる1年を経て、今回下記2点の背景から行動指針を作成することに至りました。
良い共通認識を推進するため
今まで阿吽の呼吸でやってきたメンバーでしたが、自社の良いアクションを各自の頭の中で終わらせるのではなく、その基準をきちんと言語化しておきたいと思いました。それぞれ非常に良いスタンスや考えを持っているメンバー同志なので、「それをもっと追求して良くしたいよね!」とずれることなく意識をする方がより良く仕事ができると考えたためです。アクションが積み重なってきたということですね。
組織拡大の潤滑油として
また今後は新たな仲間をお迎えするにあたって、自分たちが「何を目指していて/大切にして/価値として正しいとしているのか」をしっかりと理解してもらうためにもこのタイミングでチームとしての基準を定めておくということは非常に大切だと考えました。
行動指針:人材紹介業をenjoyするために
改めて行動指針の紹介です!
これはあくまで私たちの現時点での行動指針であり、数年経ったタイミングで見直すことを前提としており、その都度の時代の流れや事業の状況を見て価値観を全員で丁寧にすり合わせていきたいと思っています。
またこういったものを作れば万事上手くいくとは、個人的には全く思っていません。日々、実際の行動と指針を照らし合わせながら、組織としての習熟度を高めていきたいと考えています。
最後に
余談ですが、世の中では人材紹介の成否の要因として「支援実績」「保有案件数」などが分かり易い指標として焦点が当たります。よく広告でも見かけます。個人で言ったら「総売上」などでしょうか。それはそれで当然素晴らしい結果です。
また、自社採用面接で「いつ頃までにどのくらいの売上規模と人員数にしたいとお考えですか?」と質問を受けることがよくあります。
その際には、「規模感は結果と捉えておりS hireはチームメンバーが働きがいや誇りを持てることが最重要と考えているので、それが規模によって損なわれるなら採用はせず、拡大することで向上するなら採用をします。この事業はその満足度がお客様への価値提供のレベル感に繋がると信じているからです。(人材紹介は何だかんだテンションが大事!)」と回答しています。
世の中の成否要因や面接時の質問にも共通する「分かり易い定量」が大事なのは間違いありません。当然の視点だと思います。
しかしS hireは「あそこは文化が良いからサービスも良い」「メンバー個々人のスタンスが素晴らしい」「地味ながらも良い行動を継続している」などと言っていただける組織を目指したいと思っています。
まだ具現化はできていませんが、それが「模範となるエージェント組織」なのではないかとも考えています。
是非その点もこれから組織で解像度を高めていければと思いますし、そういった取り組みに興味を持ってくれる方がいたら嬉しいです。