マガジンのカバー画像

スタートアップの経営者

73
日々チャレンジをしている経営者の方のnoteをまとめました!
運営しているクリエイター

2022年7月の記事一覧

金融機関を対象に、2年間でARR6億円をつくった『EP営業の有効施策』を公開

はじめに2015年の創業から2020年までの5年間、bellFaceの導入企業は「BtoB営業」でのご利用が多くを占めていました。しかしコロナによってマーケットは激変し、その多くは一般化されたweb会議システムへとリプレイスが進み、我々は窮地に立たされていました。 そのような状況の中で、一筋の光として「金融業界」からのご相談が顕著に増え始めていました。それも、これまで得意としていたBtoBではなく、「BtoC(リテール)営業」 の領域からの引き合いが増え、水面下で我々は戦う

資金調達をはじめる前に知っておけたら良かったこと -シリーズB資金調達からの学び-

製造業×AI アダコテックの河邑(かわむら)です。 この度、アダコテックとして総額15億円のシリーズB調達を発表させて頂きました。せっかくですので、等身大な実務経験をもとに、資金調達のプロセスの振り返りを共有させて頂きます。私自身はファイナンスの専門家ではなく、今回は色んな方に教えを乞いながら資金調達を進めましたが、当時の自分が「資金調達をはじめる前に知っておけたら良かった!」という内容をまとめてました。資金調達の全体的なプロセスと要点を把握頂くことを目的としており、詳細なフ

"連続起業家"を卒業しテイラーにAll inします

こんにちは、テイラー代表の柴田陽です。 今回は、テイラーという今回のスタートアップに賭ける自身の想いを、記事にしたいと思います。 この記事で書くこと なぜこれまで何度も起業したのか なぜテイラーが最後の起業なのか その結果、何が変わるのか なぜ何度も起業するのか(起業の動機)私はこれまで、共同創業も合わせて7回起業してきました(2005, 2010, 2010, 2011, 2016, 2016, 2021)。 なぜ何度も起業するのか、ということを良く聞かれるので

部族から村ステージへ、グロースするスタートアップの5つの成長痛

こんにちは。Ubie 共同代表の久保です。 この度 Ubie はシリーズCラウンドの 1st Close として、35億円の資金調達を実施しました。 シリーズCを一つの節目として、この一年間の事業・組織成長における知見を共有したいと思います。 一年間の成長この一年間は Ubieにとって、事業、組織ともに次のフェーズに移行する一年でした。 事業はユーザーグロースから収益化への大きな変化がありました。 生活者向けの「ユビー」はこの一年で月間利用者が100万MAUから500

プロダクトの競争力は「ユーザー体験のチェンジ」にある 【LayerX福島氏×Micoworks山田対談】

こんにちは、Micoworks広報の吉崎です。 Micoworksは、顧客体験のパーソナライズを実現するマーケティングSaaS「MicoCloud」を提供しています。 今回はMicoworksの社内企画の一つである、社長対談セッションのレポートをご紹介します。今回のゲストは「バクラクシリーズ」を展開する株式会社LayerX代表取締役CEOの 福島良典氏。 「後発でも勝てるマーケットの見極め方とは?」「スタートアップの競争力の源泉とは?」といったSaaSスタートアップの生存

衰退が確定した国におけるプランB

経産省の「未来人材ビジョン」はとてもよく書けていて、日本の現状を突きつけるものだった。 https://www.meti.go.jp/press/2022/05/20220531001/20220531001-1.pdf 残念だけど、日本はすでに詰んでいて、今後も停滞が続くと個人的には思っている。僕がその見識を信頼する人たちも、大声では言わないけれども同じような意見だ。 なぜ詰んだといえるのか。いろいろな理由はあるけれども、一番深刻なのは高齢化と硬直的な人事制度だと思う