【エジプトツアー】前哨戦 in コム・オンボ神殿
こんにちは。
牛島健太です。
ご覧いただきまして、どうもありがとうございます。
少し前にエジプトの友人から「コム・オンボ神殿」に遊びに行った写真をシェアしてもらいました。
エジプトではここのところ新しい遺跡がどんどん発掘されています。
そういうことで、エジプト人の友人のモスタファ(エジプトの観光ガイド)は、皆さんにぜひ遊びにきて欲しいと興奮気味です。
今回はこの「コム・オンボ神殿」と2022年に入って神殿周辺で発見された古代建造物をご紹介いたします。
What is コム・オンボ神殿?
コム・オンボ神殿はエジプト南部(上エジプト)に位置しています。
大きなダムで有名なアスワンに属しています。
この神殿は紀元前180-47年の期間に建造されたとされています。
ナイル川の近くに建てられていまして、この神殿に祀られている古代エジプト神には鷲の頭のホルス神、ワニの頭のセベク神がいます。
このソベクという古代神がゾクゾクするわけです。
理由はシンプルに2000年以上も前から、ナイル川にはワニがいたんだなぁ、と。笑
私の個人的な好みはいざ知らず、
古代エジプト王にとってもワニという存在は川の氾濫から生き延びるために祈る対象であったようす。
その他にはアスワン、コム・オンボに住むヌビアという民族にとってもワニは宗教的な意味を持つ生き物だったようです。
ヌビア人はもともと現在のナセル湖周辺に居住していた大きな文明を持つ民族です。
ですがダムの建設によって、エジプトへ移り住むこととなりました。
そのダムとは、1959年より建設が開始されたアスワンハイダム(コム・オンボ神殿の少し南の地域にある)。
その建設により居住区は水没、以降ヌビア人はアスワン、コム・オンボ、カイロなどに移り住むことを余儀なくされています。
歴史が変わる発見(2022年)
今年に入ってコム・オンボで歴史的な施設が発見されています。
発見されたのは穀物貯蔵施設です。
穀物をストックするためのタンク(2メートルの壁で囲まれている)が20個、その他にも部屋や階段が発掘されています。
発掘チームの報告をみますとそこそこ大きな施設であったように感じられます。
しかも保存状態はとても良いのだそうです。
この施設があるということは、当時この地域は商業施設として栄えていた可能性があるようです。
そしてそれによって、コム・オンボ神殿の建造時期が大きく修正される可能性が生まれています。
現在の発表では神殿の建設は紀元前180-47年です(古代のエジプトがローマ帝国の属州であった時期)。
それが修正後は紀元前2180-2050のエジプト王朝時代になるってことで、ありゃ大変。
ここまで変わると関わっていたとされる人々さえも変わってきています。
教科書全部入れ替えですね。
だけど、だから楽しい。
冒頭でもお話ししたように、エジプトで発掘されまくっています。
興味のある方はぜひグーグル検索してみてください*
今回の記事は以上です。
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