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学校の授業はつまらないけど、先生の授業はおもしろい。その心は。

ご覧いただきまして、ありがとうございます。

牛島健太です。

私は家庭教師として、学生さんに授業をしています。

そんな中で生徒さんからこんなコメントをいただくことが多々あります。


「学校の授業はつまらないけど、先生の授業はおもしろい」


どうして学校の授業はつまらなくて、私の授業はおもしろいのか。それには理由があります。

その理由を今回はお話しさせていただきます。

言葉が持つ仕組みを理解しましょう


学生の皆さんは平日は朝から、夕方まで学校で授業を受けています。

その授業の中で学生の皆さんは新しい「言葉」を「聞いて」きます。数学、理科、社会といった科目に関わらずです。

ここでなぜ「聞いて」という言葉を使ったかといいますと、学校の授業では「言葉」を音として覚えてはいるものの、その「言葉」が持つ「仕組み」を理解していないからです。

例えば、小学校の算数でかけ算という「言葉」を学びます。そして、九九で反射的にかけ算の解答を口に出すことができるようになります。

それじゃあ、かけ算ってどういう「仕組み」なんでしょうか?

かけ算は

3×1=3

3×2=6
  ・ 
  ・
  ・
3×9=27

という風に進んでいきます。

学校では例外なく、丁寧に九九を学びます。

しかし九九を覚えたことがかけ算を理解したと考えていると色々と見落とすことになります。

例えば、3×10、3×11、3×12というように、かける数が増えていくと手に負えなくなります。

かける数が増えれば、筆算をすれば良いし計算機を使えば良いという意見もおありかと思います。しかし、かけ算の運用を楽にすることは必ずしも「仕組み」を理解したことにはならないのです。

「仕組み」という目線で考えますとこんなことがわかります。例えば、・・・


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”3の倍数は3ずつ増えていく”

3×10=30(27から3増える)

3×11=33(30から3増える)

3×12=36(33から3増える)

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この要領で進んでいけば、どこまでも大きな数だって足し算だけで作ることができます。

「そんなの当たり前じゃないか」という声が聞こえてきそうです。はい。当たり前なのです。ですが、この当たり前が見落とされているのです。

この知識を使って中学生で一次関数を理解することになるのですが、数学が苦手・嫌いな生徒さんはスッポリとここが抜け落ちています。

小学生の頃に「仕組み」を理解してこなかったことがわかります。きっと九九なんかは頑張って努力して覚えたのだと思います。算数が得意だね、と声をかけられていたかもしれません。

ですので、生徒さん本人はなぜ数学が理解できないのかその訳が見当たらないのだと思います。

しかし、それは簡単に解決できます。

それは上の例のように「言葉」の「仕組み」を理解していくことです。

そして、このことはやはり数学だけの話ではありません。理科、社会、英語、国語、どの科目であってもそうです。

特に社会なんかは丸暗記するもんだと考えられている節があります。だから、勉強がつまらないのですね。

第二次世界大戦がいつ始まったのかを丸暗記するのではなく、なぜ第二次世界大戦が始まったのかであったり、第二次ということは第一次があったに違いないという風に発想していくことが大切であり、学習プロセスをおもしろくします。

もちろん生徒さんそれぞれで興味の対象科目は違いますので、科目によってその程度にバラつきはあるかもしれません。ですが、嫌いになるような話ではありません。

「言葉」の「仕組み」を理解していくこと。

これを苫米地式コーチングでは「縁起」という考え方で学んでいきます。

講師・先生目線で見ますと、今回の事例が苫米地式コーチングによってパフォーマンスが上がることの証明になっていると思います。

そしてこれは学校教育だけに収まらず、誰かに物事を伝えていくという広い範囲で活用できる考え方でもあります。

そして実はさらに大きく広い範囲で活用できる考え方でもあります。

そのあたりを詳しく知りたい方は苫米地英人博士の「もうこれ以上、人間関係で悩まない極意ー今こそ、「縁起人」として生きろ」という書籍をご一読されることをおススメいたします。

今回は以上です。

最後までご覧いただきまして、どうもありがとうございました。

牛島健太


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