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創刊から1年間の息子との時間を少し振り返ってみました

僕には今小学1年生の息子がいます。

生まれた時は、まだ独立をしていませんでしたが、幼稚園に入る頃に一人で仕事をするようになり、1年前に法人にしました

最初の会社を辞める時に、上司の方が家族がいるから簡単に辞めることはできないということをお話しされました。当時の僕は24歳とかなので、よく意味がわかってませんでしたし、そういうことを言うのはかっこ悪いとまで思ってたりしました(すいません)

自分のことだけを考えれば、問題ないですが、家族がいるというのはやっぱり違います。そんな中で、不安定な方へと(何が安定で不安定かという話は置いておきます)進む中では、家族には実は相当負担をかけています。ごめんなさい。
経済的な面でも、時間的な面でも、色々と以前とは変わりました。

お金が無くても、幸せというのもあるかもしれませんが、やっぱり最低限はないと不安しかありません。創業して半年はほぼ無収入でしたので、なかなかヒリヒリとした日々を過ごし、創刊しても食べる通信自体はまだそれだけで成り立つ状況ではないので、まだまだ頑張りどきではあります。

そんな中、遊びに行くこともできず、息子との時間をどう作るか。その一つに取材や発送に一緒に連れて行くということを始めました。

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最初のきっかけは、息子との時間を作るためと考えていましたが、やっていくうちにいろいろな発見がありました。

1、おいしいものは子供の方が素直に感じる
2、教えてもらったこと、感じたことを覚えて、そして人に話す
3、苦手なものが、苦手じゃなくなり好きになる
4、そして、一緒にいる時間が増えるので話す時間が増える

よく子供の方が味覚が敏感という話がありますが、色々と調べると、味蕾という味を感じるセンセーが大人になるにつれ減ってくるらしいです。
昔、苦くて食べることができなかった食べ物や飲み物が大人になるとおいしく感じるのはそういうことだそうです。

敏感な子供だからこそ、苦いとか辛いとかは別として、おいしいものを食べないと嫌いになる可能性は大です。創刊号の萩原さんの多古米を食べた時に、息子は「もちもちしておいしい」と大人以上の反応をしました。それからも、事前に食べることができる食材は一緒に食べてどんな反応をするのかを見ています。きゃべつやきゅうりを食べるようになったのは、間違いなく、生産者さんのおかげです。普段食べているものと比べて全然違ったようです。そう考えると、特に野菜については好きなものが増えた1年だったと思います。

そして、生産者さんのところで話を聞くと、その話をすぐに母親だったり、おじいちゃんおばあちゃんにするようになりました。

「きゅうりには小さなトゲがあるから、気をつけて洗うんだよ」
「れんこんの花って3日間しか咲かないんだって」
「きゃべつステーキおいしいから、ばぁばも食べてみなよ」
などなど、自分が体験したことを、一生懸命に話します。そのおかげもあり、うちの息子の夏休みの自由研究は野菜についてとなり、その内容はほぼ食べる通信で体験したことを書いていました。

いい食育ですねと言われたりしますが、特に教えることはなく、自分が感じたことから覚えているので、忘れることはないのかなと思います。どちらかというと、一緒にいる大人の方が子供から教えられているので、その方が食育かもしれませんw

僕自身が千葉で育ちましたが、千葉のことを知らなかったので、県内のおいしい食べ物を育てる生産者を知ることは、地元愛を育てるには良いのかなとは思っています。地元のいいところを子供の時に知ることができれば、大人になっても地元のためにという気持ちは生まれやすいかもしれません。

一緒に連れ回すことで、その移動時間は必然的に話すことが増えますし、その中で学校の様子なども教えてくれます。(途中寝ちゃう時もありますがw)だんだんと、大きくなるに連れて、習い事だったり、友達と遊ぶ時間も増えてくるので、今までのように連れ回すことは難しくなるかもしれませんが、僕にとっては、仕事にもプラスになることが多いですし、何より親子の時間が増え、蜜になるのを感じます。

親の仕事を見るということは、なかなか無いでしょう。
僕自身が父親の仕事(飛行機の整備士)は知っていても、何をしているのかはなんとなくしか知りませんでした。最近、お父さんって会社の社長なんでしょ?会社ってどこにあるの?と聞くようになってきました。社長の息子が会社を継ぐのはもしかすると、小さな頃から見ているからかもしれません。もちろん、見ている姿によっては逆効果もあると思いますが、そこは大人の頑張りどころです。

子供の将来を大人が決めるということはないと思いますが、いろんな体験や経験をさせてあげる中で何かを感じて、成長してもらえるといいなと思います。そんな機会を僕は仕事と絡めてできていることに、とても幸せを感じます。もちろん、もっと色々とできるようにするためには収入も増えるといいのですが、そちらはもっとがんばります!

ちば食べる通信は、そういう体験をできる機会をいろんな角度から企画をしていければと思っています。読者さん限定の生産者さんの見学などはぜひ読者の方は来てほしいですし、どなたでもお越しになれるイベントもあったりします。読んで(知って)食べて、そして体験まで。そんなことをこれからももっともっと増やしていければと思います。

そして、そうやって知ることが、もしかすると世の中の課題を考えるきっかけの一つになるかもしれません。まずは楽しんで、楽しみながら、課題解決ができることをやっていければと思います。

読者の方には、これからも多くの機会や食べ物を知ってもらえるようにがんばりますし、そうでない方も参加できる時に参加してみて、面白そうだなと思ったら、購読をしてみてください!お待ちしてます。

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