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未来会計、会計業界のこと

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#未来会計

短期的利益ではなく、長期的利益の視点を 〜ESG会計①〜

 おばんでがす〜(朝読んでいる方は、おはようござりす〜)。  最近は、ぐずらもずらとTwitterで日本酒と料理の投稿ばかりしていました。仕事も一段落つきそう(??)なので、noteも更新していきます。  たまには会計人らしく。今、若干ハマりつつある、ESGと会計の関係性についた記事を書いてみます。興味のある方だけご覧ください。  今回は、会計の話に踏み込む前に、まずESGって何?という話題から。知っている方は読み飛ばしてください。 SDGs?ESG? 最近よく耳にす

意思決定会計-設備投資意思決定

 おばんです(朝読んでいる方は、おはようござりす)。  たまには会計人らしく。今、改めて勉強している管理会計から、特に頭に入れておきたいことをまとめてみます。 資本予算 資本予算とは、投資プロジェクトの識別、評価、採択、資金調達をするプロセス。  資本予算の課題   ①設備投資計画   ②意思決定/戦略   ③予算/資金計画  投資目的   ①新規投資対原価節約ー取替投資   ②拡張投資対コスト低減ー合理化投資   ③製品投資対サービス・ソフト投資   ④戦略投資対公害

意思決定会計-業務的意思決定

おばんです(朝読んでいる方は、おはようござりす)。  たまには、会計人らしいことを書きたいと思い、今、改めて勉強している管理会計から、特に頭に入れておきたいことをまとめてみます。 業務的意思決定の範囲『管理会計 第7版』では、業務的意思決定について、4つの例が出されています。 ・加工か販売か ・自製か購入か ・新製品の追加または旧製品の廃棄 ・プロダクトミックス  その中で僕が経営計画を考えるときに特に考えていることが書いてありました。やっぱりこれはいけないんだなと。

未来会計とは①

過去に会社ブログに投稿した内容を、再構成してまとめてみました。 まず、未来会計の定義です。 未来会計の先駆者である、日本BIGネットワークの岩永經世先生は、「持続可能な未来を構築するために必要な会計の体系」と定義しています。 弊社では、この定義を基本にしつつ、下記のように考えています。 ①経営計画をつくる(数字と行動) ②経営計画を達成するべく、行動計画を実行する ③経営計画を達成しているか、数字と行動を検証・軌道修正する。 (①~③を繰り返す) つまり、Pl

未来会計とは②

過去に会社ブログに投稿した内容を、再構成してまとめてみました(2回目)。 今回は、弊社の未来会計サービスについて、お伝えします。 弊社では、未来会計サービスを提供する商品として、 ・将軍の日(中期経営計画立案セミナー) ・MAS監査(月次財務コンサルティング) ・特化MAS(テーマ別個別コンサルティング) をご用意しています。 前回、未来会計とは、Plan-Do-Seeサイクルを通して経営を良くして いく取り組み、とお伝えしましたが、商品構成も、これを意識した

未来会計とは③

過去に会社ブログに投稿した内容を、再構成してまとめてみました(3回目)。 第3回目は、私が「未来会計」に取り組む理由をお話しします。 前回軽く触れましたが、企業の赤字率は、直近の国税庁の調査(※)によると、62.6%です。 ※国税庁 平成29年度分「会社標本調査」調査結果について の、「欠損法人割合」から引用しています。ただし、 繰越欠損金を控除した結果、所得金額が0となった場合も「欠損法人」に含まれます。 つまり、企業の平均黒字率は、約37%ということになります。

会計人は顧客のCFOになれるのか? 1

NewsPicksの「新時代のCFOの条件」(マネーフォワードの辻社長、ユーグレナの永田副社長)の対談を聞いて感じたことをまとめたい。  コロナ後の僕の仕事の仕方(お客さんとのかかわり方)を振り返ってみると、これまでのやり方と、明らかに変わってきていて、なぜこんなことが起きているんだろうと疑問に思っていた。  今回の対談を聞いて、「CFO」という役割が、まさにその疑問を解明するキーワードだった。  また、ここでいう「CFO」の役割こそが、今後の会計人が担っていくべきものだと

会計人は顧客のCFOになれるのか? 2

NewsPicksの「新時代のCFOの条件」 (マネーフォワードの辻社長、ユーグレナの永田副社長) の対談を聞いて感じたことをまとめたい。  前回の記事では、今後のお客さんと会計人の関係性を表す概念として、「CFO」があると考えた。今回は、対談の内容にふれながら、この関係性について考えていきたい。  なお、お客さんとの関係性を考えるうえで個人的に今一番熱いキーワードが、 「一連托生よろしくお願いいたします」 だが、「一蓮托生」とは事前のコミットメントだけでなく、事後の結果

「税理士サバイバル」で気になったところまとめ

 週刊ダイヤモンド21.2.13号記事に「税理士サバイバル」がありました。  業界の客観的な状況について整理するのと、主に社内に向けての情報共有の意味を込めて、まとめておきます。  詳しくは、実際に買って読んでください。Kindleでも読めます。  基本引用か要約で、→が僕の感想です。 ①顧問先を救えない「ダメ先生」がコロナ禍でバレた・創業以来付き合っていた税理士を変えた理由  ・税理士からの情報提供や助言などは何もなかった  ・その税理士はクラウド対応ができず、経理