世界のEGOIST(3)

あーこれからどうなるんだろなー。

一生このままなのかなー。

周りには俺みたいな霊体はいない

1人で、ブツクサ独り言を言いながら家から一番近くの神社についた

俺が生きていたときに唯一崇拝していた神社だ


鳥居をくぐる前に毎回お辞儀をして通る。


ちなみに神社にいる神様ってのはすごい偉い人達なんだぜ?

今の貴方達に他の人の幸せを見守り願うために、ここに何百年何千年っていれるか?今の俺には無理だ

ここで1つ言っておくが、神社に願い事をしている人っていうのが多いよな?

あのな、神社っていうのは願い事を叶える為にあるんじゃないんだぞ?

神社は、皆が幸せに健やかになれるよう、神様に見守っていてくださいってお願いするところなんだ

そんな自分の願いを押し付けて努力もしない人間の願いを誰が叶えるかよ笑

賽銭とかも、大金入れればいいやろとか思ってる人達多そうだけど

本来の賽銭っていうのは、次にこの神社に参拝に来る人たちが、このままの状態でお参りできるように、建て直しや、その他神社が綺麗に保たれるように使われるんだ

まぁ雑談はここまでにしておこう。


さて、次で最後の鳥居だ

お辞儀をして、中に入る

スタスタスタ‥‥

な~んにもない、、、ガサッ!!!

!?!?

後ろから音がしたので、振り返ってみると

余裕で100歳、いや150歳は超えてるであろう、ご老人がでてきた

腰は75度くらい曲がってて、仙人みたいに髪も白く、髭も長い

子供がみたら速攻で泣き始めるくらいの怖さだ笑


あ!!!!俺は咄嗟にご老人に声をかけた

恐怖心など微塵もなかった


すいません、こんにちは!!ミツルは大きな声で挨拶した


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