パレスチナ問題①

今日は、未だに解決していない「パレスチナ問題」についてです。

皆さんもニュース等で聞いたことはあると思います。

まず、ことの発端はイギリスの「二枚舌外交」です。

イギリスが戦争への協力のため、ユダヤ教徒とイス

ラム教徒の両方へパレスチナの地への建国を約束し

たのです。

パレスチナにあるイェルサレムはユダヤ教徒とイス

ラム教徒にとって聖地です。この聖地への建国のた

め、奪い合いが始まります。

この争いに国連が仲介に入ります。国連は、ユダヤ

人に有利な分割案を提示します。(パレスチナ分割

案)

この分割案の背景には、当時の国連のリーダーがア

メリカだったことがあります。アメリカにとってユ

ダヤ人は経済的にも文化的にも重要な存在だったの

です。

この分割案を受け、ユダヤ人国家のイスラエルを建

国します。これを不服としてアラブ人とその周辺国

はイスラエルに攻撃をします。(第一次中東戦争)

この戦争ではイスラエルが勝利しました。敗北して

土地を失ったアラブ人たちは、パレスチナ難民とな

り、周辺国へ流入しました。

ここまで見ても分かるように、欧米諸国に振り回さ

れている印象を受けますよね。宗教の違いだけが現

在のパレスチナ問題の原因になっているわけではな

いんです。

次回は第二次中東戦争からまとめてみます。

出典
『一度読んだら絶対に忘れない世界史の教科書』

山﨑圭一

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