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ユニクロのレジ完全自動化から見えた先進国への新たな道

この週末でユニクロ、GUの完全自動化されたレジを改めて体験してきた。結して大げさではなく、再び日本が先進国へ向かう新たな道が見えた。

ユニクロ/GUレジ

普段どおり、ユニクロで買い物をして、かごに衣服を入れる。
そしてレジにいくと以下の手順だ。
(1)かごを指定の場所におく
(2)タッチパネルで支払い方法を選択する
(3)自動でかごの中身が計算される
(4)抜け漏れダブリがないこと確認して精算する
たった上記4ステップだ。しかも驚くほどに処理が速い。
百聞は一見にしかずで、体験したことない人は靴下だけでもいいので今すぐユニクロに行って体験してほしい。

仕組みを調査

調べたところRFID(Radio Frequency IDentifier)を活用しているようだ。

RFIDとは
ID情報を埋め込んだ(RF)タグから、電磁界や電波などを用いた近距離(周波数帯によって数cm~数m)の無線通信によって情報をやりとりする技術

実際に商品のタグを分解すると以下のような構造となっていた。

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そしてレジでRFIDを読み取り、購入済情報を上書き保存するという仕組みだというのだから驚かされる。また、ユニクロのRFIDタグは、商品一個一個にユニークな番号が振られているそうだ。
出入り口ではセキュリティチェックとしてRFIDを使用しているとのことで、先ほど購入済情報が上書きされたRFIDだと通過しても問題ない。そうではない場合は盗難防止のアラームが鳴る。

無人化の流れは世界一進む

今後、日本は人口減少が世界で一番早く進む。ということは、世界一のスピードで無人化を進めなければならない。
これまで人口減少がネガティブだと感じていたが「この手があったか」と考えさせられた。
勤勉な日本人の性格からしてもサービスレベルは低下させたくないはず。すると自ずと各社がユニクロの先行事例を参考にしながら創意工夫を巡らすに違いない。

最後に

一周も二周も世界から遅れをとり、人口ポテンシャルで劣る日本。
という弱みからばかりが注目されがちだが、今回のような先進的に進むからこそ、世界をリードする技術を育て上げることができる。

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