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【洗替方式と切放方式🔥】時価評価した有価証券の翌期の取り扱い💴:エッセンシャル会計学 No.22

今回のテーマは「時価評価した有価証券の翌期の取り扱い」です。
これまで、日商簿記2級において非常に重要な論点である「有価証券」とその目的について勉強してきましたね!

そして、その会計処理について目的別に異なる点があるので、しっかり確認しておくことにしましょう🔥
ポイントを述べておくと、売買目的有価証券の翌期の会計処理には「洗替方式」と「切放方式」の2つがあります。
なお、その他有価証券は、洗替方式"のみ"が認められています。
※切放方式は認められていません。

詳細は、今回の投稿でこれらのテーマについてしっかりと学習していくことにしましょう💛


会計・財務についてもっと学びたい🔥

会計業務や経理、財務、簿記についての基本的な知識を持つことは、ビジネスパーソンにとって重要であると感じています!

今後、定期的に投稿していく【エッセンシャル会計学シリーズ】では、会計業務の重要性から経理や財務の役割まで、私が勉強したことをわかりやすくアウトプットしていきたいと思います🔥

さらに、経理業務の具体的な内容や財務業務の目的、簿記の種類と特徴についても詳しく掘り下げていきたいです💛
そして、日商簿記検定2級合格を最終的な目標として会計学を勉強していきたいと思います!

ビジネスにおける財務情報の管理や経営判断の基盤となる知識を身につけるため、ご一読いただけますと幸いです💖

前回のお復習い📑

時価評価を行った有価証券の翌期の会計処理🌈

今回は、売買目的有価証券の翌期の会計処理について学習していきます🔥
まず、売買目的有価証券の翌期の会計処理には「洗替方式」「切放方式」の2つがあります。

洗替方式の場合

洗替方式とは、当期末に行った時価評価の仕訳について、翌期首に再振替仕訳を行う方法です。再振替仕訳を行うことで、売買目的有価証券の帳簿価額は取得原価に戻ることになります。
そのため、仮に翌期に当該有価証券を売却した場合 の有価証券売却損益は、取得原価との差額で算定します。

切放方式の場合

切放方式は、当期末の時価評価額を翌期の帳簿価額とする方法になります。
そのため、仮に翌期に当該有価証券を売却した場合の有価証券売却損益は、当期末の時価との差額で算定することになるのです!

ケーススタディとして、以下の仕訳を考えましょう!
売買目的有価証券として保有するX社株式(取得原価500円)の時価は550円である。そこで、①洗替方式を採用している場合と②切放方式を採用している場合 の必要な仕訳を示しなさい。

$$
\\①洗替方式の場合\\     \\
\begin{matrix}
 & 借方:金額 & 貸方:金額 \\
当期末 & 売買目的有価証券:50 & 有価証券評価益:50\\翌期首 & 有価証券評価益:50  & 売買目的有価証券:50
\end{matrix}
$$

$$
\\②切放方式の場合\\     \\
\begin{matrix}
 & 借方:金額 & 貸方:金額 \\
当期末 & 売買目的有価証券:50 & 有価証券評価益:50\\翌期首 & 仕訳無し & 
\end{matrix}
$$

このように、売買目的有価証券の決算後の会計処理には、洗替方式と切放方式の2つがあることを理解しておきましょう!
そして、問題文の指示に適切に従っていくようにします📝

その他有価証券の翌期の会計処理✨

その他有価証券は、洗替方式(当期末に行った時価評価の仕訳について、翌期首に再振替仕訳を行う方法)のみが認められています。※切放方式は認められていませんので注意です。

その他有価証券は時価評価差額を損益に計上しません。
よって、売却した場合の損益(売却損益)は必ず取得原価と売却額との差額で算定することになります。
このため、切放方式は適用できないのです📝

このテーマも以下のような仕訳を一題考えていきます!
その他有価証券として保有するY社株式(取得原価300円)の時価は330円である。そこで、必要な仕訳を示しなさい。

$$
\\その他有価証券:洗替方式のみ\\     \\
\begin{matrix}
 & 借方:金額 & 貸方:金額 \\
当期末 & その他有価証券:30 & 有価証券評価益:30\\翌期首 & 有価証券評価益:30 & その他有価証券:30
\end{matrix}
$$

総じて、今回の投稿を整理します。
売買目的有価証券の決算後の会計処理には、洗替方式(当期末に行った時価評価の仕訳について、翌期首に再振替仕訳行う方法)と切放方式(当期末の時価評価額を翌期の帳簿価額とする方法)の2つがあること

その他有価証券の決算後の会計処理は、洗替方式のみが認められること
を最後に、インプットしていただければ幸いです💛

私が考える会計学を学ぶ意義💖

会計知識は、経理や会計士だけが理解していればいいというわけではありません🔥

なぜならば会計は、経理や監査法人の会計士だけではなく、営業や管理職、経営全般まで、会社に所属している全て人にとって必須の知識であると考えているからです!

ほとんどすべての会社は、営利団体であると思われます!
つまり、ボランティアではなく、利益を追求し、事業活動を行い、会社は成長していくことを本質的な目的にしていることでしょう。

私も株式会社に就職を予定している以上、利益の出る仕組み、お金の流れは確実理解をしておく必要があることを自覚しています。

例えば、営業マンだとしても、売上の目標や予算作成に関わることがあると思います!
そして、その予算の仕組みも、売上の処理も、全て会計が関係しているのです。
また、営業の売上は経理が処理をし、会社の利益がいくらになるかを算出していくことになります!

総じて、会計を知ることで、会社にどれほどのインパクトをもたらしているのかを把握でき、予算の作成においても精緻に行えるようになると言えますね💖
また、数字に強くなり、定量的な分析に基づく思考法やビジネスが行えるようになるでしょう。

そして、会計の知識を洗練していけば将来的に経営者の視点を手に入れることができると思いますので、新規プロジェクトにアサインされたり、昇格のきっかけにもなり得るかもしれません🔥

会計の基礎知識である「財務3表の理解」を中心に理解を深め、財務3表とは何か?
これを見て、何をどう判断するのか?などを考えていきたいですよね
この知識があるのとないとでは、今後の仕事の仕方が大きく変わることに間違いはないでしょう。

これからの時代はグローバルに活躍できる人材というのがより一層求められると思います!
私の投稿でも会計の基礎を身に着けるのであれば、英語も交えて知識をつけると、今後ますます活躍できるフィールドが広がっていくと考えていますので、グローバルスタンダードにも挑戦していくことにしましょう🔥

なお参考資料は以下の通りです。

おすすめマガジンのご紹介🔔

こちらに24卒としての私の就職活動体験記をまとめたマガジンをご紹介させていただきます👍
様々な観点から就職活動について考察していますので、ご一読いただけますと幸いです。

改めて、就職活動は
本当に「ご縁」だと感じました
🍀

だからこそ、ご縁を大切
そして、選んだ道を正解にできるよう
これからも努力していきたいなと思います🔥

今後、さらにコンテンツを拡充できるように努めて参りますので、何卒よろしくお願い申し上げます📚

最後までご愛読いただき誠に有難うございました!

あくまで、私の見解や思ったことを
まとめさせていただいてますが
その点に関しまして、ご了承ください🙏

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